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{{単一の出典|date=2010年11月}}
'''一霊四魂'''(いちれいしこん)とは、[[心]]は、[[天]]と繋がる一霊「直霊」(なおひ)と4つの[[魂]]から成り立つという[[日本]]の[[思想]]である。
 
== 一霊四魂の歴史  ==
心は、天と繋がる一霊「直霊](なおひ)と4つの魂から成り立つという考え方であり、一霊四魂(いちれいしこん)と呼ばれる。「一霊四魂」のまとまった記述は、[[幕末]]から[[明治]]の[[国学者]]・[[本田親徳]](ほんだ ちかあつ)によってなされた。また、本田の[[弟子]]の[[長沢雄楯]](ながさわ かつたて)の弟子であった[[出口王仁三郎]]は、[[人間]]の心だけではなく[[森羅万象]]がこの一霊四魂から成り立っていると説き、一霊四魂に関する多くの著作を残した。
 
<!--一霊四魂の構成要素の一部「[[奇魂]]、[[幸魂]]」は「[[日本書紀]]」に現れ、8世紀にはその考えが存在したと推測される。:憶測-->
 
== 一霊四魂の構造 ==
「一霊四魂」とは、人間の心は4つの魂から成り立ち、それらを1つの「霊」が[[コントロール]]していると考える。それぞれの魂には、「'''荒魂'''(あらみたま)」、「'''和魂'''(にぎみたま)」、「'''幸魂'''(さちみたま)」、「'''奇魂'''(くしみたま)」という[[神様]]の名前が付いており、それらを統括するのが1つの霊で、直霊(なおひ)である。これが人間の一霊四魂という「心の構造」である。
 
荒魂には「勇」、和魂には「親」、幸魂には「愛」、奇魂には「智」というそれぞれの魂の機能があり、それらを、直霊(なおひ)がコントロールしている。簡単に言えば、勇は、前に進む力、親は、人と親しく交わる力、愛は、人を愛し育てる力、智は、物事を観察し分析し、悟る力である。
 
これら4つの働きを、直霊が[[フィードバック]]し、良心のような働きをする。例えば、智の働きが行き過ぎると「あまり分析や評価ばかりしていると、人に嫌われるよ」という具合に反省を促す。つまり、この直霊は、「省みる」という機能を持っている。
 
== 四魂の機能 ==
;勇 - 荒魂(あらみたま)
:「勇」は荒魂の機能であり、前に進む力である。勇猛に前に進むだけではなく、耐え忍びコツコツとやっていく力でもある。その機能は、「勇」という1字で表される。行動力があり、外向性の強い人は荒魂といえる。
 
;親 - 和魂(にぎみたま)
:2つ目の魂の機能は和魂であり、親しみ交わるという力である。その機能は、1字で表現すれば「親」である。平和や調和を望み親和力の強い人は和魂が強い。
 
;愛 - 幸魂(さちみたま)(さきみたまとも呼ばれる)
:3つ目の魂は幸魂であり、その機能は人を愛し育てる力である。これは、「愛」という1字で表される。思いやりや感情を大切にし、相互理解を計ろうとする人は幸魂が強い人である。
 
;智 - 奇魂(くしみたま)
:4つ目は奇魂であり、この機能は観察力、分析力、理解力などから構成される知性である。真理を求めて探究する人は、奇魂が強いといえる。
 
 
== 参考文献 ==
{{参照方法|date=2010年11月}}
*「本田親徳全集」(1976年) 本田親徳 (著) 鈴木重道 (編集) 山雅房
*「[[霊界物語]]」出口王仁三郎(著)全81巻83冊 天声社
 
== 関連項目 ==
* [[神道]] 
 
{{DEFAULTSORT:いちれいしこん}}
[[Category:思想]]
[[Category:世界観]]