「上野国」の版間の差分

'''上野国'''（こうずけのくに）は、かつて[[日本]]の地方行政区分だった[[令制国|国]]の一つで、[[東山道]]に属する。'''上州'''（じょうしゅう）または'''上毛'''（じょうもう）とも呼ぶこともある。[[延喜式]]<ref>延喜式は、[[延喜]]5年（[[905年]]）に編纂が始められ[[延長 (元号)|延長]]5年（[[927年]]）に一応完成した。</ref>での格は[[大国 (令制国)|大国]]、[[遠国]]。<!--[[六国史]][[記紀]]での格は[[811年]]（[[弘仁]]2年）から[[2月15日 (旧暦)|2月15日]]までは-->[[上国]]、以後は大国。[[天長]]3年（[[826年]]）旧暦9月6日以後より[[常陸国]]、[[上総国]]とともに[[親王]]が[[国司]]を務める[[親王任国]]となり、国府の実質的長官は上野介であった。<ref>親王任国の制度は天長3年（826年）に始まっており、延喜式の編纂が始められた延喜5年（905年）には既に親王任国であった。</ref>。