「可変バルブ機構」の版間の差分

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=== カム+油圧+電子制御・操作 ===
フィアット、アルファロメオは「マルチエア(Mulutair)」「ツインエア(Twinair)」、部品供給元のシェフラーグループは「ユニエアー(UniAir)」と呼ぶ<ref>[http://www.schaeffler.jp/content.schaeffler.jp/ja/branches/automotive/engine_systems/product_range/mot3300/mot3360/mot_3360.jsp Schaeffler Japan Co., Ltd. |分野/主要産業 |UniAir] シェフラージャパン UniAir紹介ページ</ref>可変バルブ機構である。<br>
これは、カムから油圧を使ってバルブを開くようにした可変バルブタイミング機構である。カムで駆動する油圧ポンプと、バルブを押す油圧アクチュエーターの間に電磁式のリリーフバルブを設けることでバルブを開く圧力を調整し、バルブ作動を制御する。バルブを開く油圧が供給されていないときは、バルブはバルブスプリングによって閉じる構造になっている。
*長所 - 油圧を発生させるカムは最大リフト形状にしておくが、エンジンの負荷状況に合わせ不要な油圧を逃がすことでバルブの開度を制御をする。このことにより、最大必要以上にバルブは開くことがないため、電子制御が不能になってもピストンとバルブがぶつかる危険がない。また、バルブを開くときに、一旦油圧を逃がすことで一行程中に2回バルブを開くことができる。それにより、吸気速度を上げ、燃焼効率あげることができる(と、フィアットのエンジンにて解説)。