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'''格文法'''(かくぶんぽう case grammar)とは、[[1968年]]に[[言語学者]]・[[チャールズ・フィルモア]]によって提唱された[[文法]][[理論]]である。
== 概要 == 格文法は、[[動詞]](さらには[[形容詞]]・[[名詞]])とその深層格(動作主・場所・道具のような意味役割)との[[組み合わせ]]から成るものとして[[文]]を分析しようとする理論である。 フィルモアによれば、動詞はそれぞれいくつかの深層格を選択し、それらは格フレームを成す。格フレームはその動詞の意味的[[結合価]]の重要な側面を記述するものである。格フレームには、例えば一つの深層格は一文に一つしか現れないなどの制約がある。格には義務的なものと随意的なものがあり、義務的格を削除すると非文法的になる。例えば Mary gave the apples はこの意味で非文法的である。
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== 日本語表層格 ==
[[日本語]]の表層格は以下のものをとる。
{| class="wikitable"
*ガ格 - 「〜が」という形式で文に現れる。▼
|-
*ヲ格 - 「〜を」という形式で文に現れる。▼
!ガ格
*ニ格 - 「〜に」という形式で文に現れる。▼
|-
*ヘ格 - 「〜へ」という形式で文に現れる。▼
!ヲ格
*ト格 - 「〜と」という形式で文に現れる。▼
|-
*マデ格 - 「〜まで」という形式で文に現れる。▼
!ニ格
*デ格 - 「〜で」という形式で文に現れる。▼
|-
!カラ格
|-
!ヘ格
|-
!ト格
|-
!ヨリ格
|-
!マデ格
|-
!デ格
|}
== 参考文献 ==
|