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'''百首歌'''(ひゃくしゅうた)は、数を定めて詠う[[和歌]]([[定数]])のひとつで、100首を単位として詠まれるもの。単に'''百首'''ともいわれる。1人で100首を詠んだものと、複数の人が詠んだものを100首集めたものに分けることができる。
 
1人で詠んだ百首歌は[[960年]](天徳4年)[[曾禰好忠]]の家集「曾丹集」のなかの『百ちの歌』に始まるとされる。複数の歌人による百首歌は、[[1105年]](長治2年)~)から[[1106年]](長治3年)頃[[堀河天皇]]に奏覧された「堀河院御時百首和歌」が最初とされ、[[藤原公実]]ら16人によって進詠されたもので以後の組題による百首歌の手本となった。
 
中世以後は、[[勅撰和歌集]]を撰出する際の基礎資料として主要な[[歌人]]に百首を詠進させるようになり、個人による百首は作歌の練習や社寺への奉納などの目的で詠まれた。
 
==関連項目==
*[[百人一首]]
*[[百首藩]]([[上総国<現在の千葉県>]]にあった藩。藩名の由来については[[百首藩]]を参照。
*[[久安百首]]
*[[重之百首]]