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'''藤田流'''(ふじたりゅう)は[[能楽]][[笛方]]の一流儀。
 
名人[[笛彦兵衛]](檜垣本彦兵衛栄次)の門人であった馬淵頼元の甥、下川丹斎の[[弟子]]藤田清兵衛なる者が一流を立てた。元来は[[禁裏]]に出仕した[[手猿楽]]の役者であったと思われるが、後に[[尾張藩]]に仕え、[[江戸時代]]は長らく同地で活躍した。現在でも[[名古屋]]を主要な地盤とするのはこのためである。
 
譜やアシライを吹きはじめる箇所が他流と異なり、芸風は笛に強い息を分厚く吹き込み、派手な[[トリル]]風の装飾音を用いるなどの特色を持つ。[[能楽協会]]に登録された役者は4名で、現宗家十一世藤田六郎兵衛を含む全員が名古屋在。
 
== 参考文献 ==