「米艦コール襲撃事件」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
M09141995 (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
6行目:
2000年10月12日、[[ミサイル駆逐艦]]「コール」は定時燃料補給のため[[イエメン]]の[[アデン]]港に停泊中であった。09:30に係留作業を完了し、燃料補給は10:30に開始された。現地時間11:18 (08:18 [[協定世界時|UTC]]) に小型ボートが艦の左舷に接近し自爆した。爆発によって左舷に12m四方の亀裂が生じ、艦が大きく損傷した。[[ダメージコントロール]]の努力により、その日の晩までに機関部への浸水を食い止めることに成功した。ダイバーが船体を検査したが、[[竜骨 (船)|竜骨]]の損傷は認められなかった。
 
自爆攻撃は2名のテロリスト、イブラヒム・アル=サウアとアブドラ・アル=ミサワによって行われた。彼らは[[オサマ・ビンラディン]]の率いるテロ組織、[[アルカーイダ]]のメンバーであった。アルカーイダは同年1月3日に同じアデン港でミサイル駆逐艦「[[ザ・サリヴァンズ (ミサイル駆逐艦)|ザ・サリヴァンズ]]」を同様の自爆攻撃で撃沈する予定であったが、ボートに搭載した爆薬の量が多すぎて失敗していた。そのため[[マレーシア]]の[[クアラルンプール]]で1月5日から極秘裏に行われたアルカーイダの最高首脳会議で改めて計画が策定された。
 
ミサイル駆逐艦「[[ドナルド・クック (ミサイル駆逐艦)|ドナルド・クック]]」(USS ''Donald Cook'', DDG-75)およびミサイル[[フリゲート]]「[[ハウズ (フリゲート)|ハウズ]]」 (USS ''Hawes'', FFG-53) が全速力でその日の午後にアデン港に到着し、修理と兵站援助を行った。艦隊航洋曳船「[[カトーバ (艦隊航洋曳船)|カトーバ]]」(USS ''Catawba'', ATF-168)、[[補給艦|高速戦闘支援艦]]「[[カムデン (高速戦闘支援艦)|カムデン]]」(USS ''Camden'', AOE-2)、[[ドック型揚陸艦]]「[[アンカレッジ (ドック型揚陸艦)|アンカレッジ]]」(USS ''Anchorage'', LSD-36)、ドック型輸送揚陸艦「[[ダルース (ドック型輸送揚陸艦)|ダルース]]」(USS ''Duluth'', LPD-6)、[[強襲揚陸艦]]「[[タラワ (強襲揚陸艦)|タラワ]]」(USS ''Tarawa'', LHA-1)が数日内にアデン港に到着し、監視交代要員の提供、港内のセキュリティ、補修設備の提供、コール乗組員のための食料、宿泊設備の提供を行った。