「自作パソコン」の版間の差分

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:一般には自作パソコンの範疇には含まれない。[[日本の地上デジタルテレビ放送|地デジ]]や[[Blu-ray Disc|BD]]を[[フルHD]]再生するには、[[HDMI]]、または[[HDCP]]対応[[DVI-D]]への対応が必須である。<ref name=fullhd>通常のDVI-D接続では表示できない。[[AACS]]の仕様による。デジタル出力の場合であり、アナログ接続は禁止されていない。詳細は[[Blu-ray Disc#IT用途]]を参照。</ref>{{see also|ディスプレイ (コンピュータ)}}
;[[マザーボード]](図中2)
:選択したマザーボードの選択仕様によって、使用する可能なCPUの型番、メモリーの規格および搭載できる量、拡張ボードの規格および搭載できる数が決まる。
:「[[チップセット]]」はマザーボードに搭載されたバスを管理するチップ([[集積回路]])である。古いモデルのチップセットを搭載したマザーボードは安価であることが多いが、パソコン全体の性能を最大限に引き出すには、最新のCPUに最新のチップセットを組み合わせるのが基本である。<ref>ただし、メーカーリリース直後のチップセットは未知の不具合があることも多く、安定性を重視しなければならない用途の場合、敢えて、既に問題が出尽くして対処されている古い(一世代以上前の)チップセットを選択するという手段もある。</ref>
:マザーボードにグラフィックス機能を統合したもの([[オンボードグラフィック]])<ref>近年はCPUに[[GPU]](グラフィックス機能)が内蔵されることがあり、その場合はGPU搭載CPUに対応したチップセット、マザーボードが必要。</ref>であれば、ビデオカードは不要となる。(後述)<ref>ビデオカードのトラブル発生時のバックアップとして、あるいはマルチディスプレイのために、オンボードグラフィックのマザーボードにビデオカードを搭載する場合もある。</ref>
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:電源仕様は[[PCI Express]]に対応したATX2.1以降の仕様のものが主流だが、ATX2.0以前の仕様に基づいた製品もいまだ流通している。電源も仕様によってコネクタの形状やピン数が微妙に異なるが、コネクタの変換で対応可能な組み合わせに関しては多種多様な各種変換コネクタが販売されている。
:「電源ユニット付ケース」という形でそれぞれ個別に購入するよりも安価に販売されていることも多いが、この様な製品の中でも特に安価なものに付属している電源ユニットでは、多くの場合、コストダウンの為に同じメーカーの単体別売品の同等出力のものと比較してコネクタや内部パーツなどにおいて何らかのオミットがされていたり、最新の規格に対応するコネクタが無い場合がある。
:マザーボードと同様の理由で、使用されている電解コンデンサが電源の選択の一つの基準になることや、「選別品」や「日本製」のコンデンサの使用が製品のセールスポイントとなることが往々にして見られる。<ref>[[BTO]]メーカー・直販メーカーが販売しているパソコンにおいては、コスト削減のために大量一括仕入れを行うことでパーツ類について大幅なコストカットを実現しているが、特に電源についてはケースと一括で極めて安価に調達されることも多く、品質・信頼性について疑問視するユーザーの中にはパソコン本体とは別に別途な単体別売品の電源ユニットを別途購入し交換する者も少なくない。</ref>
 
;[[ストレージ]]([[ハードディスクドライブ]]、[[Flash SSD]])(図中8)
:インターフェイス規格としては、[[シリアルATA]](SATA)と[[Advanced Technology Attachment|パラレルATA]](PATA)がある。PATAをIDEと記述する場合があるが、ストレージへのコマンドモード(AHCIまたはIDEエミュレーション)と混同しないように注意が必要。SATAの方がデータ転送速度が速い新しい規格であり、1.5Gbps/3.0Gbps/6.0Gbpsの規格がある<ref>それぞれSATA Revision 1.x/2.0/3.0と表記される場合もある。詳細は[[シリアルATA]]を参照。</ref>。2006年頃からPATA非サポートのチップセットを搭載するマザーボードが自作市場に現れ、これら2011年現在中にマザーボードではPATAのインターフェイスを備えないものが多い。
:ハードディスクよりもおおむね高速に利用できる<ref>連続(シーケンシャル)アクセスは7200rpmのハードディスクより劣るものの、シーク動作やディスク回転待ちが原理的に無いため、ランダムアクセスではハードディスクより遥かに高速となる。</ref>[[Flash SSD|SSD]]の低価格化にともない、ハードディスクに代わりSSDを採用するユーザーも増えてきている。
;[[キーボード (コンピュータ)|キーボード]](図中9) [[マウス (コンピュータ)|マウス]](図中10)
:自作パソコンの範疇には含まれないが、パソコンの使用や設定のためには欠かせない。マザーボード側にPS/2インターフェイスが無い場合が増えて来ており、注意が必要な場合もある。
;[[PCケース|ケース]]
:ケースがなくても部品同士を結線すればパソコンとして動作するが(バラック接続。性能証明のための店頭展示で行なわれている例が多い)、使い勝手・安全性などの点から通常はケース内に収納する。基本的にはマザーボードのフォームファクターによってケースの大きさが決まる。ケース選びにおいては[[ドライブベイ]]の数やサイズ<ref>5インチ、3.5インチ、2.5インチなどがある。</ref>などの仕様、材質、デザイン、使いやすさ、工作精度、重量などが評価基準となる。
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この他、マザーボードのBIOSのアップデート用や、HDDなどのデバイスのツール起動に[[フロッピーディスク]]ドライブ(FDD)を組み込む場合もあるが。近年では[[レガシーデバイス]]としてサポートしないマザーボードも多く、導入しないことが多く、これに変わる存在として[[USBメモリ]]が用いられることも多い。
 
===拡張要素===
;ビデオカードの複数枚搭載(マルチ[[Graphics Processing Unit|GPU]])