「ナイツアーマメント」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
Shigeru23 (会話 | 投稿記録)
Wikifyなど。会社概要のKMC社の説明とテンプレート内の設立年は、en:Knight's Armament Company5 January 2012版よりの翻訳です。‎
3行目:
|英文社名 = Knight's Armament Company
|種類 = [[株式会社]]
|設立 = 1982年
|略称 = KAC
|国籍 = {{USA}}
|本社所在地 = [[フロリダ州ティ]]タイタスビル
|業種 = 機械(小火器及び小火器部品製造
|代表者 = [[C・リード・ナイツ]]
|外部リンク = http://www.knightarmco.com
}}
'''ナイツアーマメント'''(Knight's Armament Co.)は、アメリカ合衆国の[[小火器]]メーカー・小火器部品メーカーの1つである。[[M4カービン|M4自動小銃]]用アクセサリーレール付き銃把(レールハンドガード)においては、世界最大手であり、特に[[歩兵]]用銃器や[[競技]]用銃器では[[ブランド]]力を持つ。創業者はC・リード・ナイツである。
 
'''ナイツアーマメント'''('''''Knight's Armament Co''''')は、アメリカ合衆国の[[小火器]][[製造業|メーカー]]・[[小火器部品メーカー]]の1つである。M4自動小銃用アクセサリーレイル付き銃把(レイルハンドガード)においては、世界最大手である。特に[[歩兵]]用銃器や[[競技]]用銃器では、屈指の[[ブランド]]力を持つ。創業者は[[C・リード・ナイツ]]である。
 
== 会社概要 ==
主に製造しているのは5.56mm7.62mm[[口径#口径(銃火器)|口径]]の[[自動小銃]]やそのパーツ類。<BR>である。
 
有名な物は「レイル・アダプター・システム(RAS)」や「レイル・インターフェイス・システム(RIS)」と呼ばれる銃把(ハンドガード)部分に[[ピカティニー・レール|ピカティニー]]規格のアクセサリーレイルシステムを追加できる部品。<BR>
現在「レール・アダプター・システム」(RAS) や「レール・インターフェイス・システム」(RIS) と呼ばれる銃把(ハンドガード)部分に[[ピカティニー・レール|ピカティニー]]規格のアクセサリーレールシステムを追加は、あきる部品で知。多種類のレルアクセサリーを簡便に取付けられ交換や更新も非常に簡単であることから[[軍]]や[[警察]]関係の装備品に広く採用されている。<BR>。[[米軍]]の「特殊作戦兵装システム」([[SOPMOD]]; Special Operations Peculiar MODification) のM4自動小銃用の標準装備に採用されたのが最大であり、ほぼ全ての米陸軍の歩兵用に購入され膨大な数が流通している。
 
もっとも大規模な採用先は[[米軍]]の「特殊作戦兵装システム([[SOPMOD]])」の[[M4カービン|M4]]自動小銃用の標準装備に採用されていて、ほぼ全ての陸軍歩兵用としてナイツアーマメントから購入されており、膨大な数が流通している。<BR>
Knight's Manufacturing Company (KMC) は、ナイツアーマメント社の民間市場向けの販売部門である。
 
== 製品 ==
===  ハンドガード  ===
;RIS(レール・インターフェイス・システム)
:ナイツアーマメント社のレール付きハンドガードとしては初期の製品であり、M4自動小銃の純正プラスティック製ハンドガードと交換して運用するタイプの簡易型レール・ハンドガードである。カービン用では14スロットのピカティニーレールを上下左右の4面に備え、下面のレールを取り外して通常のM4と同じく[[M203グレネードランチャー]]を取付けることができる。
;RIS2(レール・インターフェイス・システム2)
:第2世代のRISとして開発されたレール付きハンドガードであり、純正プラスティック・ハンドガードと交換する形式は第1世代と同様であるが、トップレールが本体レシーバーのトップレールにネジで固定できるようになっており、強度と精度が向上している。しかし、第1世代のRISに対する利点が少なく、トップレールに何かを固定すると大きく突き出して光学機器の使用に制約が生じることなどから不人気である。
;RAS(レール・アダプター・システム)
:RISやRIS2から取り付け方法を大きく変更し、銃身の途中でレールを固定する部分をなくしたフリーフロートバレル方式のハンドガードである。M4純正の、銃身の固定とハンドガード取り付け併用のナット(デルタリング)を廃し、シンプルなバレルナットでまず銃身を固定し、その上からハンドガード固定用の特殊ナットをかぶせてハンドガードを固定する。
この方式により、RISではフロントサイト・ポスト部分([[照星]]基部)で銃身にストレスがかかっていた部分を排除でき、同時に銃身から伝わる熱を少なくして射撃精度の向上と射手のストレス軽減を同時に達成した。
;URX(アッパー・レシーバー・エクステンション)
:フリーフロート方式のハンドガードという点ではRASと同様であるが、RASでは本体レシーバーとハンドガードの間に大きなリングナットがあり、その部分をまたいで光学機器を設置することができない制約を解消する形で開発された第3世代のレール・ハンドガード・システムである。レールハンドガード基部の内側にバレル固定ナットとハンドガード固定ナットが両方収まっており、トップレールは本体レシーバーのトップレールと連続的に使用できるようになった。しかし、弊害としてハンドガードの取付けや取り外しには大型の専用工具と治具が必要になった。RASでは下面レールの取り外しが不可能で、M4カービン用のM203グレネードランチャーが取り付けできなかったが、URXでは下面レールが取り外し可能となり、M203が使用可能になった。
;URX2(アッパー・レシーバー・エクステンション2)
:基本的にはURXと変わらないが、ハンドガード基部へのQDスリングスイベル用の取付穴の追加や、全体的な軽量化などのブラッシュアップが行なわれた改良型。
;URX3(アッパー・レシーバー・エクステンション3)
:取付け方法などはURXと変わらないが、左右と下面のピカティニーレールを後付け式とした点が最大の特徴である。レールに取り付ける機器に応じて、長さの異なる幾つかのプラスティック製レールから最適のものが選べるようになり、小銃の取り回しに影響する前方重量の軽減を果たした。
 
=== 改良型M4自動小銃 ===
ナイツアーマメント社は、小銃の周辺部品だけでなく、M4クローンの自動小銃を数種類、自社製造し完成品として販売しており、高精度・高耐久・高品質な自動小銃として知られている。
 
=== SRシリーズ ===
軍用小銃の設計者として有名な故[[ユージン・ストーナー|ユージン・ストーナー]]の弟子であり、同氏の小銃設計理念に共鳴する創業者リード・ナイツは、師の名字をとって「ストーナー・ライフル」(SR) として、M16型の自動小銃を設計・製造している。このM16型の現行製品は、本体の操作系を全て左右両利き用として、URX2フリーフロート・ハンドガード、調整式トリガーシステム、LMT社製ストックを装備した自動小銃である。作動方式は、ストーナーの設計理念に基づき伝統的なダイレクト・ガス・インピジメント方式であり、高耐久性と低故障率のE3ボルトを採用し、他社製のM4クローンよりも優れているとされる。
;SR-15 E3 IWS
:民間用として販売されている[[5.56x45mm NATO弾|5.56mm]]口径の16インチ銃身を装備した、セミオートのみの自動小銃である。
;SR-16 E3 IWS
:軍・法執行期間用として製造される、SR-15にフルオート発射機能を追加した自動小銃である。
;[[SR-25]]
:SRシリーズをベースとして、[[7.62x51mm NATO弾|7.62mm]]の大口径高威力弾を使用するために開発された、セミオートマチック・スナイパーライフルである。
 
=== 拳銃 ===
拳銃は製造していないが、ナイトホーク社の[[OEM]]先では、"Knight's Hawk Weapon System" に対応した拳銃として、ナイツアーマメント社仕様で45口径の「ナイトホークカスタム」がある。
 
=== ナイフ ===
過去に「シルバーナイト」と「ブラックナイト」と言う、スティーブ・ライアンがデザインし、日本のG・サカイが製作したナイフが存在した。生産された本数が非常に少なく、現在はネットオークションでたまに見かける程度である。
 
=== 米軍に制式採用された製品 ===
ナイツアーマメント社は米軍のSOPMODに積極的に参加しており、トライアルでも優秀な成績を残して制式採用されている物も多い。
 
* 小火器
** MK11MOD0 スナイパーライフルシステム
** M110 スナイパーライフルシステム
* SOPMOD ブロック1アクセサリ
** レールインターフェイスシステム
** バーチカルフォアグリップ
** バックアップアイアンサイト
** クイックデタッチャブルサウンドサプレッサ (QDSS)
** クイックアタッチM203グレネードランチャーマウント
* SOPMOD ブロック2アクセサリ
** ブロック1改良型サウンドサプレッサ(内部機構の可換装化、ガス清浄レベルの向上)
 
*RIS(レイル・インターフェイス・システム)<BR>
ナイツアーマメントのレイル付きハンドガードとしては初期の製品で、M4自動小銃の純正プラスティックハンドガードと交換して運用するタイプの簡易型レイルハンドガード。<BR>
カービン用では14スロットのピカティニーレイルを上下左右の4面に備え、下面のレイルを取り外して通常のM4と同じく[[M203グレネードランチャー]]を取付けることができる。<BR>
*RIS2(レイル・インターフェイス・システム2)<BR>
第2世代のRISとして開発されたレイル付きハンドガード。<BR>
RISと同じく純正プラスティックハンドガードと交換するタイプだが、トップレイルが本体レシーバーのトップレイルにネジ留めで固定できるようになっており、強度と精度を向上している。<BR>
しかし、RISに対するアドバンテージがほとんどないことに加え、トップレイルで固定する部分が大きく出張っているため光学機器の取付け時に制約が発生することなどから不人気で終わっている。<BR>
*RAS(レイル・アダプター・システム)
RISから取付け方法を大きく変更し、銃身の途中でレイルを固定する部分をなくした[[(フリーフロートバレル)]]タイプのハンドガード。<BR>
M4純正の銃身固定・ハンドガード取付け併用のナット(デルタリング)を廃し、シンプルなナット(バレルナット)でまず銃身を固定し、バレルナットの上からハンドガード固定用の特殊ナットをかぶせてハンドガードを固定する。<BR>
この方式により、RISではフロントサイトポスト([[照星]]基部)部分で銃身にストレスがかかっていた部分を排除でき、同時に銃身から伝わる熱を少なくして、射撃精度の向上と射手のストレス軽減を同時に達成している。<BR>
*URX(アッパー・レシーバー・エクステンション)
フリーフロート方式のレイルハンドガードという点では変わりないが、RASでは本体レシーバーとハンドガードの間に大きなリングナットがあり、その部分をまたいで光学機器を設置することができない制約を解消する形で開発された第3世代のレイルハンドガードシステム。<BR>
レイルハンドガード基部の内側にバレル固定ナットとハンドガード固定ナットが両方収まっており、トップレイルは本体レシーバーのトップレイルと連続的に使用できるようになった。<BR>
しかし、弊害としてハンドガード取付け・取り外しに大型の専用工具と治具が必要になった。<BR>
RASでは下面レイルの取り外しが不可能で、M4カービン用の[[M203 グレネードランチャー|M203グレネードランチャー]]が取り付けできなかったが、URXでは下面レイルが取り外し可能となり、M4汎用のM203グレネードランチャーが使用できるようになった。
*URX2(アッパー・レシーバー・エクステンション2)
基本的にはURXと変わらないが、ハンドガード基部へのQDスリングスイベル用の取付穴の追加や、全体的な軽量化などのブラッシュアップが行なわれた改良型。
*URX3(アッパー・レシーバー・エクステンション3)
取付け方法などはURXと変わらないが、大きな変更点として左右と下面のピカティニーレイルを後付け式とした特徴がある。<BR>
長さの選べるプラスティック製のレイルを取付ける機器によって選択的に取付けることによって、最小限の重量でセットアップが可能になり、小銃の取り回しに大きく影響する前方重量の軽減を果たしている。<BR>
<BR>
===改良型M4自動小銃===
ナイツアーマメントでは、自社で完成品としてM4クローンの自動小銃を数種類リリースしており、高精度、高耐久、高品質な自動小銃として人気を博している。<BR>
===SR(ストーナー・ライフル)シリーズ===
軍用小銃の設計者として有名な故[[ユージン・ストーナー|ユージン・ストーナー]]の弟子であり、同氏の小銃設計理念に共鳴する創業者リード・ナイツは師の名字をとって「ストーナー・ライフル」「SR」としてM16型の自動小銃を設計、製造している。
現行型では、本体の操作系を全て左右両利き用として、URX2フリーフロートハンドガード、調整式トリガーシステム、LMT社製ストックを装備した自動小銃。
作動方式はストーナーの設計理念に基づき、トラディショナルなダイレクト・ガス・インピジメント方式で、耐久性と耐マルファンクション性能の高いE3ボルトを採用し、他社のM4クローンに頭ひとつ出る高性能を有する。
* SR-15 E3 IWS
 民間用として販売されている[[5.56x45mm NATO弾|5.56mm]]口径の16インチ銃身を装備したセミオートのみの自動小銃。
* SR-16 E3 IWS
 軍・法執行期間用として製造されるSR-15にフルオート発射機能を追加した自動小銃。
* [[SR-25]]
 SRシリーズをベースとして、[[7.62x51mm NATO弾|7.62mm]]の大口径高威力弾を使用するために開発されたセミオートマチックスナイパーライフル。
<BR>
===拳銃===
ナイツで生産されている拳銃は現在無いが、ナイトホーク社のOEMで「Knight's Hawk Weapon System」のセットの拳銃としてナイツ仕様の.45口径のナイトホークカスタムがある。<BR>
<BR>
===ナイフ===
過去に「シルバーナイト」と「ブラックナイト」と言うスティーブ・ライアンがデザインし、日本のG・サカイが製作したナイフが存在した。<BR>
生産された本数が非常に少なく、現在はネットオークションでたまに見かける程度である。<BR>
<BR>
===米軍に制式採用された製品===
<BR>
ナイツアーマメントは米軍のSOPMODに積極的に参加しており、トライアルでも優秀な成績を残して制式採用されている物も多い。
<BR>
*小火器
**MK11MOD0 スナイパーライフルシステム
**M110 スナイパーライフルシステム
*SOPMOD ブロック1アクセサリ
**レイルインターフェイスシステム
**バーチカルフォアグリップ
**バックアップアイアンサイト
**クイックデタッチャブルサウンドサプレッサ(QDSS)
**クイックアタッチM203グレネードランチャーマウント
*SOPMOD ブロック2アクセサリ
**ブロック1改良型サウンドサプレッサ(内部マテリアルの可換装化、ガス清浄レベルの向上)
<BR>
== 出典 ==
* [http://www.knightarmco.com/ ナイツアーマメントHP(英語)]
* [http://www.globalsecurity.org/military/systems/ground/sopmod.htm SOPMOD]
* [http://en.wikipedia.org/wiki/Knight 英語版Wiki]{{出典無効|date=2012年1月}}<!--単に他言語版Wikipediaだから記事内に記載するのが正しくないというだけでなく、本記事対象の事が少しも書かれていない。-->
 
{{DEFAULTSORT:ないつあまめんと}}