「フォック空間」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2012年1月}}
'''フォック空間'''とは、くりこまれたパラメータを持つ[[自由粒子]]の集まりでできた[[ヒルベルト空間]]のことである。
 
[[場の量子論]]は自由度が無限大である。
よってヒルベルト空間<math>\mathcal{H}</math>をどのように構成するのかという問題が生じる。
そこで一般的に、扱いたい[[量子状態|状態]]を含んで、かつ、[[オブザーバブル|物理量]]が無駄なく[[既約]]に表現される空間に<math>\mathcal{H}</math>を選ぶのが普通だが、その場合によく用いられるのが'''フォック空間'''である。
いつもフォック空間が適切なヒルベルト空間となる保証は無いのだが、便利なのでよく用いられる。
 
==参考文献==
* {{Cite book|和書|author=[[清水明]]|year=2004|title=新版 量子論の基礎―その本質のやさしい理解のために―|publisher=[[サイエンス社]]|id=ISBN 4-7819-1062-9}}
 
==関連項目==