「坂元貞」の版間の差分

'''坂 元貞'''（さか もとさだ、生没年不詳）は、[[安芸戦国]]の[[時代 (日本)|戦国大名]][[毛利氏時代]]の庶家・[[志道氏武将]]の一族。[[毛利元就氏]]の家臣で[[武将|戦国武将]]。父は[[志道広良]]で、その次男。養子に[[坂元時]]。兄の名は不明だが、その息子の[[志道元保]]が志道氏の名跡を継いだ。坂氏に入嗣する前は、志道広門と名乗っていた。

{{和暦|1524}}に毛利氏の重臣であった[[坂広秀]]が、[[毛利元就]]の家督相続に不満を抱き、[[出雲国]]の雄・大名[[尼子経久]]と共謀し、元就の実弟・[[相合元綱]]を擁立して謀反を画策した。しかし、機先を制した元就の攻撃により広秀は殺害され、広秀の嫡男の[[坂元祐]]は[[平賀氏]]の下へ逃亡し、坂氏は断絶の危機を迎えた。

元就の意向もあり、毛利氏庶家で執権職も務めた坂氏の名跡を存続させるため、元貞は志道氏から養子となり、坂氏の名跡を継いだ。なお、志道氏の名跡は兄の子の[[志道元保]]が継いだ。