「上顎洞癌」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
6行目:
== 症状 ==
* 血性鼻漏 : 癌から悪臭を放つ血性鼻漏が出る
* [[複視]] : 上顎洞から上へ癌が浸潤すると[[眼窩]]があり、これを侵す
* 顔面腫脹 : 上顎洞から前方へ癌が発育浸潤すると顔面(頬部)が盛り上がってくる
 
14行目:
 
==症状==
*下方型 上顎の疼痛や知覚鈍麻、[[硬口蓋]][[歯肉]]の腫れが見られる。
*上方型 上顎神経領域の疼痛や知覚鈍麻、[[眼球]]突出が見られる。
*後方型 かなり進行して[[三叉神経痛]]のような症状が出現。
*前方型 鼻翼から頬部の腫脹が見られる。
*内側壁型 異臭のする血性鼻汁や片側のみの鼻詰まり、涙目などが見られる。
 
放置しておくと腫瘍は肥大し頬骨を突き破り腫瘍そのもの、もしくは腫瘍からの出血で[[]]の神経を圧迫し、最悪の場合死に至る。[[頬骨]]を突き破るほど成長するのでかなりの激痛が走る。末期の段階で摘出できたとしても上顎全摘出の可能性が非常に高く、脳に障害が残る危険性がある。
 
特に、春先は鼻詰まりや涙目で[[花粉症]]と思い込み、放置して悪化する危険性があるので特に注意を要する。これにははっきりとした見分け方があり、普通の花粉症とは決定的に違う所がある。花粉症の場合は、両方の鼻が詰まって出来る。しかし、上顎洞癌の場合は両方のどちらかが片方だけが詰まるのである。それは両方の副鼻腔に同時に癌が出来るのはまずないに等しいためである。また、鼻水も花粉症だとさらさらした透明な物が出るのに対し、この癌の場合は粘り気の強い黄色く[[]]の混じった悪臭の放つものが出る。それらが出てくるのは、癌細胞の一部が腐って膿として出される際、一部から出血するからである([[鼻水]]が黄色い色になるのはこの膿の影響である)。悪臭を放つのは、前記の癌の一部が腐って膿ととして出てきたためである。しかもそれは片方のどちらかに限る。いずれの症状も片方の顔の左右どちらかに出てくる。また、涙目が見られる事もあるが、これは成長した癌が[[涙腺]]を圧迫し、行き場所を失った涙が目の所にまで溢れ出たために見られるのである。これも左右どちらかの片目にしか有り得ない。稀に癌細胞が成長していく際に歯の神経を圧迫するため、歯が痛む事もある。この場合癌で痛む歯の近くで[[虫歯]]があると、虫歯だと思い込んでしまう事もあり、放置してしまう事がある。これらの症状を見分ける事ができれば、死ぬ事はまずなくなる。
 
==治療法==