「フェルミ粒子」の版間の差分

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'''フェルミ粒子'''(フェルミりゅうし)は、'''フェルミオン'''(Fermion)とも呼ばれる[[スピン角運動量]]の大きさが<math>\hbar</math>の[[半整数]] (1/2, 3/2, 5/2, …) 倍の[[量子力学]]的粒子であり、その代表は[[電子]]である。その名前は、イタリア=アメリカの物理学者[[エンリコ・フェルミ]] (Enrico Fermi) に由来する。
 
==複数のフェルミ粒子の系==
==物理学的説明==
[[Image:Asymmetricwave2.png|right|thumb|フェルミオンの二粒子状態に対応する反対称な波動関数]]
[[場の量子論]]から、[[半整数]]スピンを持つ粒子は2つの[[同種粒子]]を入れ替えたとき[[波動関数]]の符号が変化しなければならないという性質がある。つまり同種の複数のフェルミ粒子からなる系の全[[波動関数]]は、どの2個の粒子の[[交換]]に対しても反対称となる。