「ロマンス諸語」の版間の差分

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英語版の地図と差し替え。旧地図は、ペルー(スペイン語が主要な言語)とフィリピン(かつてのスペイン語圏)が同じ黄緑色で塗られているのは変であったと思う。
フランス語やスペイン語、ルーマニア語なロマンス諸語間の違いが、日本語の方言と同程度の違いであると断言する根拠は、薄弱だと思います。
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通常、[[西ローマ帝国]]崩壊のころ以降の言語を指し、俗ラテン語自身は含まれない。そのため、'''ロマンス語派'''、'''ロマンス語群'''などと呼ぶのは、適切ではない。ただし、俗ラテン語を含めることもあり、その場合、ロマンス語群とも呼ぶ。また、ラテン・ファリスキ語群のことをロマンス語群、イタリック語派のことをロマンス語派と言うこともある。
 
[[方言連続体]]についての論議の際、しばしばロマンス系諸語の近似性について言及される。これは近代言語学の父・[[フェルディナン・ド・ソシュール]]が[[一般言語学講義]]の中で[[フランス語]]と[[イタリア語]]は一つの方言連続体であり、「明確な境界線を引くことは難しい」と記している事からも窺える。ロマンス諸語は個々の言語である前に[[ラテン語]]の[[方言]]であり、その差異は[[日本語]]の方言程度にしか存在していないが、政治的理由から明確に異なる存在とされている。故に少ない違いでも独立言語と称する余地があり、方言を尊重する流れにある近年の欧州では多くの地方言語がその存在感を深めつつある。
 
== 分類について ==