「寝取られ」の版間の差分

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==概要==
===用語の歴史===
[[マゾヒズム]]の一種としての、「自分の恋人や妻が他の男と性的関係になることを悦ぶ性癖」は、[[谷崎潤一郎]]の『[[鍵 (谷崎潤一郎)|鍵]]』や[[マゾッホ]]の『毛皮を着たヴィーナス』などで描かれてよく知られていたが、そのような性癖を表す用語でよく知られたものはあまり無かった。[[天野哲夫]]が紹介した『'''三者関係'''』『'''トリオリズム'''』という言葉は存在した<ref>三者関係(トリオリズム)の罠―ある異端者の随想録〈2〉</ref>) [[インターネット]]などでは、[[アダルトゲーム]]や[[アダルトビデオ]]のジャンル名としてこの語が頻繁に使われるようになっている<ref>ビデオのジャンルとしては[http://www.side-b.tv/works/netorare/ ながえスタイル]が代表的</ref>。紙媒体では、[[本橋信宏]]が新書「人妻はなぜそそるのか?」で、この性的嗜好を「寝取られ」というタームを用いた一章を割いて紹介した。ネット上ではその種のサイトで賑わっていることや、「自分は寝取られ好きなのに寝取る役割を依頼される[[河合俊一]]似の男」や「妻に[[性感マッサージ]]を受けさせるのを覗き見した男」の事例が紹介された。
 
日本語に外来語として定着している「寝取られ男」を表す語に、フランス語の「コキュ」 (cocue) がある。[[仏文学者]]で[[明治大学]][[国際日本学部]]教授の[[鹿島茂]]のいくつかの性に関する著作によると、フランスはコキュ文化の国とされ、寝取られ男を描いた文学や演劇などが多く存在する。[[鹿島茂]]の『空気げんこつ』によると、フランス語には「寝取られ男」を表す言葉が下記のように3種類あるという。