「カート・シリング」の版間の差分

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他にも鋭く落ちる[[カーブ (球種)#ドロップカーブ|縦のカーブ]]や[[スライダー (球種)|スライダー]]、[[チェンジアップ]]を投げ、特にダイヤモンドバックス移籍後は抜群の制球力を身につけ、2001年からの通算与四球率は1.40と驚異的な数値を記録しており、どの球種でもコンスタントにストライクを取ることができた<ref name="sr200212"></ref>。
 
若い頃は「君は頭が悪いんだってね」という問いに対し「その通りだ」と答えるなど『パーティ・アニマル』と呼ばれるほど思慮が足りない選手であった<ref name="sr200203">スペシャル・ストーリー/カート・シリング『月刊スラッガー』2002年3月号、日本スポーツ企画出版社、雑誌15509-3、34-39頁。</ref>。しかし30歳を越えたあたりから膨大なメモとラップノーップ・パソコンピュータに蓄積したデータを用いた打者の分析や自軍の野手の守備位置の研究などの徹底した準備を行うようになり、試合前にはコーチや選手を集めて打者一人ひとりに対する守備位置の確認を行い、「この打者に対しては2ストライクで守備位置を変えてほしい」などという要求まで出し、試合中でもマウンドから守備位置変更の指示を出すこともあった<ref name="sr200203"></ref>。ダイヤモンドバックスでチームメイトだった[[ルイス・ゴンザレス (外野手)|ルイス・ゴンザレス]]はこうしたシリングの姿勢について「こっちには何のことだか…なんてことが多いが、彼は自分が何をやっているかをしっかりとわかっている。だから彼の言う通りにしたのにやられた、なんて時は彼が側にやって来て『気にするな。間違ったのは俺だ』って言うんだよ」と語っている<ref name="sr200203"></ref>。
 
==人物==