「硬砂岩」の版間の差分

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== 成分 ==
硬砂岩はほとんどが[[灰色]]、[[茶色]]、[[黄色]]または[[黒色]]のような鈍い色の砂質の岩石で、薄いあるいは厚い岩床中で[[粘板岩]]や[[石灰岩]]に沿って形成することもある。[[イギリス]]の[[ウェールズ]]・[[スコットランド]]南部・[[イングランド]]の[[湖水地方]][[国立公園]]、[[アイルランド]]のロングフォード[[山塊]](Longford Massif)などが好例である。また、[[ニュージーランド]]では[[南アルプス山脈|サザンアルプス山脈]]の背骨脊梁の主要部分をなしているのがこれである。
 
それらは非常に多種類の[[鉱物]]を含む。主要なものを挙げれば[[石英]]、[[正長石]]、[[斜長石]]、[[方解石]]、[[酸化鉄]]、[[グラファイト|石墨]]、[[炭素]]を含有する物質があり、より粗いものを考えれば[[珪長岩]]、[[チャート (岩石)|チャート]]、[[粘板岩]]、[[片麻岩]]、[[結晶片岩]]類や石英の断片もある。ほかに硬砂岩中に見られる鉱物は、[[黒雲母]]、[[緑泥石]]、[[トルマリン|電気石]]、[[緑簾石]]、[[燐灰石]]、[[柘榴石]]、[[普通角閃石]]、[[普通輝石]]、[[チタン石]](くさび石)、[[黄鉄鉱]]がある。 固化するときの基質は[[ケイ酸塩]]質または[[粘土]]質で、まれに[[カルシウム]]質のこともある。