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=== 潜血反応 ===
便中の微量な[[血液]]の有無を調べる検査。大量の出血がある場合には[[メレナ|タール便]](上部消化管出血)、[[血便]](下部消化管出血)として肉眼で指摘できるが、微量の場合はこの検査によらないと判別できない。以前は[[鉄]]と反応する化学法を用いていたが、ヒト以外の血液(食物中に含まれる魚肉・獣肉の血液)にも反応してしまうため、現在では通常ヒト[[ヘモグロビン]]にのみ反応する免疫法を用いて検査する。通常は感度を高めるために2日法(2日分の便をそれぞれ検査する)が推奨される。このうち1回でも潜血反応陽性の場合、[[潰瘍]]、[[腫瘍]](特に[[胃癌]]や[[大腸癌]])、炎症性疾患([[クローン病]]や[[潰瘍性大腸炎]])などが存在する可能性があり、[[内視鏡|内視鏡検査]]あるいは[[X線写真|造影X線検査]]を実施することが推奨される。ただし、このうち最も重要な疾患は腫瘍性疾患であるが、早期がんの場合便潜血検査が陽性になることは少なく、進行がんでも必ずしも陽性になるとは限らない<ref>[http://minds.jcqhc.or.jp/G0000070_0081.htmln/med/4/med0028/G0000070/0080 医療情報サービスMinds(マインズ) 大腸がん検診便潜血検査化学法:間接的証拠(検査精度)]([http://minds.jcqhc.or.jp/ 医療情報サービスMinds(マインズ)])</ref>。このため、便潜血反応が陰性であるからといって安心というわけではない。これらのことから、がん年齢の人については、便潜血検査が陰性でも定期的に内視鏡検査を受けることは重要である。
 
=== 虫卵検査 ===