「ミゲル・イダルゴ」の版間の差分

このように教区民の生活向上などに尽力していた彼は、[[1810年]]9月、グアナフアト近くの[[ドローレス・イダルゴ|ドローレス]]で演説を行い（「[[ドローレスの叫び]]」）、先住民や混血民を中心とする周辺住民を率いて武装蜂起を起こした。ただし、演説の正確な内容は伝わっておらず、独立を目指したというよりは、当時スペイン本国を占拠していた[[半島戦争|ナポレオン支配]]を否定して、幽閉されている[[フェルナンド7世]]の復位を求めた、とする見解が多い。また、長らく信じられてきた「ガチュピン(スペイン出身の白人の蔑称)に死を！」という叫びものちに付け加えられた表現の可能性がある。

メキシコ独立後、彼を称えてドローレスは[[ドローレス・イダルゴ]]と改称された。[[イダルゴ州]]も彼にちなむ。