「松本芳翠」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Gonjyuro (会話 | 投稿記録)
Gonjyuro (会話 | 投稿記録)
56行目:
強いて古人の書風に近いのは張瑞図である。すべての点画が直線で構築され、時に繊細に時に暴れた書風を
放出し、観る者を圧倒する。また、墨色と潤渇の難易度が極めて高く、芳翠自ら創意を重ねた書体であったためか
弟子にも習うことを禁じ、自らの書風を模索するよう指導したと言われる
 
[[草書]]どんなに作品にし難い詩文でも、華麗な作品にしてしまう「剛腕」を発揮するのが芳翠の草書であろう。
孫過庭の「書譜」を土台にあらゆる古典を渉猟し、研鑽を重ねた草書は六十代を迎えて凄まじさを増す。
隷書と草書の雑体作品「拈華微笑」や仮名のちらし書きを応用した「猿橋」といった新機軸を発揮したものや、
大字作品を精力的に発表するなど草書ファンは多い。
 
== 著書など ==