「男性差別」の版間の差分

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===== 教育 =====
* '''看護学校の男性枠'''
*:現在、看護学校ほど男性差別が行われているものはない。入学試験において、非常に不公平がまかり通っている。例えば、東京都立看護専門学校では、社会人入試で男性をほとんど合格させることはない。また、その他の公立の学校、川口市立看護専門学校、さいたま市立看護専門学校なども長年の社会人入試において、全男子受験者を不合格にさせている。一般入試においても、板橋中央看護専門学校の男性枠は1名など、どんなに男性が受験をしていても、その枠は公表されずに男性が損をしてしまう現実がある。多くの受験生がこの実態を知らないため、公では騒がれていないが、看護における男性差別は当たり前のようになっている。これは母性実習が必修となるため、どうしても男性の数を制限せざるをえないものである。男性の枠を定員の1割と決めている学校が多い。
 
* '''男子大学の不在'''
*:2011年4月現在、日本の大学に男子校は存在しない<ref>[[学校教育法]]による新学制施行以来、国立大学では[[東京商船大学]](現・[[東京海洋大学]])と[[神戸商船大学]](現・[[神戸大学]])、私立大学では[[東洋食品工業短期大学]]が男子学生のみだったが、両商船大は[[1980年代]]初めに女子学生を受け入れ[http://carrot.isl.e.kaiyodai.ac.jp/Ryo/shiryo/joshi-rinen-g.html][http://www.kobe-u.ac.jp/info/history/kaijikagaku.htm]、東洋食品工業短大は2008年度より共学化したことで、現在では男子大学は存在しない。</ref>のに対し、[[女子大学]]は私立に多数存在するほか、2011年時点において、国立では[[お茶の水女子大学]]<ref>例えばお茶の水女子大学大学院においては[http://devgen.igs.ocha.ac.jp/course/course.html 「日本においては,女性にとって大学院進学と研究の機会における実質的な平等が保障されていないことに考慮」](人間文化創生科学研究科ジェンダー社会科学専攻)するという理由によって男子の入学を認めていない。</ref>・[[奈良女子大学]]の2校、公立4年制大学では[[福岡女子大学]]・[[群馬県立女子大学]]の2校、公立短期大学では[[山形県立米沢女子短期大学]]・[[岐阜市立女子短期大学]]・[[福山市立女子短期大学]]・[[県立新潟女子短期大学]]<!--([[新潟県立大学]]開学に伴い2009年度より募集停止)-->の4校が女子大学である(女子大学や女子短大には、医学部、薬学部、看護学科や栄養学科といったような資格の取れる学部・学科が多いため、資格取得機会の面でも深刻な男性差別状況となっている)。これは日本の戦前の学校制度([[大学]]は原則男子のみの入学で、女子の高等教育機関として[[高等女学校]]・[[女子師範学校]]が置かれた)の名残であるともいわれる。なお、[[アメリカ合衆国]]では女子大学に男子学生を入学させないことを差別であるとしており<ref>[http://www.law.umkc.edu/faculty/projects/ftrials/conlaw/missu.html MISSISSIPPI UNIVERSITY FOR WOMEN ET AL. v. HOGAN]</ref>、また、男子大学も[[:en:Deep_Springs_College| Deep Springs College]]、[[:en:Hampden-Sydney_College|Hampden-Sydney College]]、[[モアハウス大学]]、[[:en:Wabash_College|Wabash College]]、[[:en:College of Saint Benedict/Saint John's University|Saint John's University(ミネソタ州)]]など数校が存在している<ref>[[:en:Single-sex education]]、[[:en:Men's colleges in the United States]]を参照</ref>。