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節整理。Lunascapeにも追加Browser Choiceに関する記述を転用。国内シェア部分は情報が古い気がしますので、どなたか調査の上更新頂けませんか。
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|公式サイト=[http://www.fenrir.co.jp/mac/sleipnir/ www.fenrir.co.jp/mac/sleipnir/]
}}
'''Sleipnir'''('''スレイプニル'''、あるいは'''スレイプニール'''<ref>[http://www.sleipnir-wiki.jp/index.php?FAQ#cb033c76 タブブラウザ Sleipnir オンラインデータベース(FAQ) - Q.「Sleipnir」の読み方は?]</ref>)は、[[柏木泰幸]]を中心に、[[日本]]の[[フェンリル (企業)|フェンリル]]によって開発されている[[ウェブブラウザ]]である{{要出典範囲|略称は「'''プニル'''」|date=2012年2月}}
 
== 概要 ==
Sleipnirはバージョン1.xx[[Internet Explorer]]頃よりユ[[IEコンポネントブラウ|コンポネント]]増や利用するタブブラウザとて開発が始められ、日本国内におけるメジャーな[[タブブラウザ]]のひとつとして認知されるようになった(同種のブラウザには[[Lunascape]]などが挙げられる)
 
=== フェンリル社の設立 ===
[[HTMLレンダリングエンジン]]は[[Internet Explorer]](IE)などで使用されている[[Trident]]を用いる。[[Mozilla Firefox]]などで使用されている[[Gecko]]もプラグインとして利用可能だが、あくまでページ表示確認用ビューワーとしての利用が想定されている<ref>[http://blog.excite.co.jp/tabbrowser/9470338/ 梅田ではたらく社長のblog - 中途半端なブラウザより、特化した最高の Trident ブラウザを。]</ref>。
当初は柏木泰幸が個人で開発を行っていたが、[[2004年]][[11月16日]]の[[ソースコード]]盗難被害<ref>[http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/11/18/lostsleipnir.html 「Sleipnir」「PictBear」の作者のパソコンが盗難に遭い開発中止に!?]、[[窓の杜]]、2004年11月18日</ref>をきっかけに、[[2005年]][[6月13日]]に[[フェンリル (企業)|フェンリル]]を設立。
 
2010年から2011年にかけて、Mac OSやスマートフォンへ対応するなど、現在では様々なプラットフォーム向けにSleipnirがリリースされている。
Sleipnirは開発者達が[[2ちゃんねる]]を利用してユーザーとの交流を図りつつ開発を行っており、主な評価版([[#評価版|後述]])は2ちゃんねるを通じて発表されるようになっている。
 
== 対応プラットフォーム ==
バージョン1系列は柏木泰幸が個人で開発を行っていたが、[[2004年]][[11月16日]]に家財道具と共に[[ソースコード]]の盗難被害に遭い<ref>[http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/11/18/lostsleipnir.html 「Sleipnir」「PictBear」の作者のパソコンが盗難に遭い開発中止に!?]、[[窓の杜]]、2004年11月18日</ref>、開発は中止となった。その後、[[2005年]][[6月13日]]に柏木は[[フェンリル (企業)|フェンリル]]を設立、複数人による開発体制のもと新たなブラウザとしてSleipnir 2をリリースした。
当初はWindows版のみの開発であったが、現在では様々なプラットフォーム向けのSleipnirが展開されている。
 
=== Windows版 ===
バージョン2系列では、多くの機能が[[プラグイン]]化されており、ユーザーが必要に応じて有効・無効の切り替えや追加・削除を行うことができる。また、画像や言語表記の多くをファイル形式で持つなど、ローカライズやカスタマイズを強く意識した設計がなされている。2系列は白紙状態からの開発であるため、1系列に無かった機能が追加・強化されたり、逆に1系列の機能が廃止・未実装であるなど旧バージョンとは全く異なる性質を持ったアプリケーションとなっている。
* Sleipnir 1.xx
:Sleipnirの名目で最初に開発されたウェブブラウザ。当初はWindows向けタブブラウザの一つとして認知されていた。
:2004年のソースコード紛失により開発が停止<REF>{{cite web |url=http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/11/18/lostsleipnir.html |title=窓の杜 - 【NEWS】「Sleipnir」「PictBear」の作者のパソコンが盗難に遭い開発中止に!? |author=Impress Corporation |date=2004/11/18 (JST) |publisher=Impress Corporation |accessdate=2012-02-07}}</REF>し、開発者によるフェンリル社の設立<REF>{{cite web |url=http://www.forest.impress.co.jp/article/2005/06/21/fenrircojp.html |title=窓の杜 - 【NEWS】「Sleipnir」作者の柏木氏が会社を設立、後継Webブラウザーを開発中 |author=Impress Corporation |date=2005/06/21 (JST) |publisher=Impress Corporation |accessdate=2012-02-07}}</REF>と、Sleipnir 2開発開始のきっかけとなった<REF>{{cite web |url=http://www.forest.impress.co.jp/article/2005/10/12/sleipnir_interview.html |title=窓の杜 - 【特別企画】「Sleipnir」開発者 柏木泰幸氏インタビュー |author=Impress Corporation |date=2005/10/12 (JST) |publisher=Impress Corporation |accessdate=2012-02-07}}</REF>。
* Sleipnir2 for Windows
:フェンリル社が最初にリリースしたSleipnir。
:Sleipnir 1.xxの特徴を踏まえつつ、プラグイン機能の搭載など、様々な機能拡張が行われた。
* Sleipnir3 for Windows
:フェンリル社が開発中の、Windows版Sleipnir。
:Fenrir Passへの対応など、他のプラットフォームとの連携などが想定されている。
 
=== Mac OS版 ===
[[2008年]][[10月31日]]にはSleipnir 3 の開発が発表され、Sleipnir 3 Alpha(Design Preview)が2ちゃんねる上でリリースされた。それと同時に2.xxの開発を続けていくことも明らかにされた。それ以降、目立った動きは見られず、新規事業への取組みなどの[[フェンリル (企業)|フェンリル]]の安定した事業基盤を作ることに注力されていたが、[[2010年]][[10月]]に特設ページ<ref>[http://www.fenrir.co.jp/nextsleipnir/ 「Next Sleipnir」]、Fenrir、2010年10月18日</ref>が公開され、[[2010年]][[12月]]にタブグループ機能などの新機能を限定的に実装した Beta版がリリース、[[2011年]][[4月]]には RC版がリリースされた。その後、RC Final まで開発が続けられ、、開発表明から3年目にして[[フェンリル (企業)|フェンリル]]の設立日である[[2011年]][[11月16日]]に正式版が公開された。3.x.xでは従来のUIから大幅な変更を行っている他、従来のIE8風UIから他の最新ブラウザのUIまで柔軟なカスタマイズをして似せることが可能となっている。また、2.x.xで複雑だった設定項目が大幅に整理されまとめられている他、ブックマーク管理機能の強化やGeckoエンジンの本格サポートなど、実装されていた機能の強化なども行われている方面、未実装の機能も多く存在する。
* Sleipnir3 for Mac
:フェンリル社が開発する、Mac OS版Sleipnir。
 
=== モバイル版 ===
各団体の調査では日本国内におけるシェアが3%-10%程度、順位は3位から4位程度とされている。母数や調査対象などが異なるため単純比較は不可能だが、一定の普及が伺える<ref>[http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/20090624_296134.html 「インターネット白書2009」で見る最新動向(2)」]、[[インプレス]]、2009年6月24日</ref><ref>[http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090707_300476.html 「国内ブラウザシェアはIEが合計7割以上、Google Chromeは1%]、[[サムライファクトリー]]、2009年7月</ref><ref>[http://journal.mycom.co.jp/news/2010/01/12/020/index.html 「ユーザーがWebブラウザに最も求めている機能、乗り換えたいブラウザは? ]、[[マイコミジャーナル]]、2010年1月12日([[アイシェア]]による調査)</ref>。
'''Sleipnir Mobile'''は、Android、iPhone/iPad、Windows Phone向けに展開されているウェブブラウザ。各モバイルプラットフォームのアプリケーションとして動作する。
 
*Sleipnir Mobile for iPhone/iPad
また、2010年にはiPhone(iOS)向け、2011年にはMac OS X・[[Android]]・Windows Phone 向けの開発バージョンもそれぞれ公開されている。
: 2010年12月22日に他のプラットフォームに先駆けてリリースされ、のちにiPadに対応した。
*Sleipnir Mobile for Android
: 2011年9月15日に正式版がリリースされた。
*Sleipnir Mobile for Windows Phone
: 2011年12月2日に正式版がリリースされた。
 
Sleipnir Mobileは、プラットフォームによっては有料版または限定版のBlack Editionが提供されている。
本項では、主にWindows向けバージョン2.xxについて記述する。
 
== 特徴 ==
 
=== 2.xx ===
;* 上級者のためのタブブラウザ機能
:単一ウインドウ上で複数のページを閲覧することができる[[タブ (GUI)|タブ]]機能を搭載している。
: 公式ページでも謳っている通り、上級者のためのブラウザであり、パソコンに精通していない初級者はインストールを推奨されない。そのような初級者のためにIEからも違和感なく移行できる[[Grani]]が同社によりリリースされている。
* Fenrir Pass
; 機能のプラグイン化
:Fenrir Pass とは、[[フェンリル]]が提供するプロダクト間のコンテンツやデータの同期、ログイン管理などを行うためのアカウントサービスのことである。
: 前述のとおり本体機能がプラグイン化されていることが大きな特徴である。また、初期状態で多くの機能を有する。
:現時点では、ブラウザ間のブックマーク同期のみの対応となっているが、今後、デバイス間でのデータのやり取りやウェブサービスへのログインなど、フェンリルの全プロダクト共通で利用できるアカウントに発展していく予定だと述べられている。
; タブブラウズ機能
 
: 単一ウインドウ上で複数のページを閲覧することができる[[タブ (GUI)|タブ]]機能を搭載している。また、複数のタブを上下・左右に配置したり重ねて表示することもできる。
=== Windows版 ===
; [[ブックマーク|お気に入り]]
 
==== Windows版共通の特徴 ====
* ブラウザエンジンの選択機能
:[[HTMLレンダリングエンジン]]は、[[Internet Explorer]]で使用されている[[Trident]]を基本として、[[Mozilla Firefox]]のエンジンである[[Gecko]]が選択的に利用可能である。
:バージョン2系列において、Geckoはページ表示確認用ビューワーなどでの利用が想定されており<ref>[http://blog.excite.co.jp/tabbrowser/9470338/ 梅田ではたらく社長のblog - 中途半端なブラウザより、特化した最高の Trident ブラウザを。]</ref>、導入にもプラグインのインストールが必要など、本格的にはサポートされていなかった。
:バージョン3系列では、Geckoも本格的にサポートされており、ブラウザエンジンの選択機能が本格的に利用できるようになった。
 
==== Sleipnir 2 for Windows ====
Sleipnir 2は、Sleipnir 1.xxの流れを汲まない白紙状態から開発が開始された為、従来無かった機能が追加あるいは強化されたり、逆に機能が廃止・未実装されたものがあるなど、Sleipnir 1.xxとは全く異なる性質を持ったアプリケーションとなっている。
 
本節ではSleipnir 1.xxからの差異を中心に特徴を説明する。
 
*プラグイン機能の搭載
:多くの機能が[[プラグイン]]化されており、ユーザーが必要に応じて有効・無効の切り替えや追加・削除を行うことが可能になった。
*カスタマイズ機能の強化
:画像や言語表記の多くをファイル形式で持つなど、ローカライズやカスタマイズを強く意識した設計なされた。
*上級者のためのブラウザ
: 公式ページにおいて「上級者のためのブラウザ」を謳っている。初級者のためには、IEからも違和感なく移行できる[[Grani]]が同社によりリリースされている。
*[[ブックマーク|お気に入り]]
: Sleipnir独自またはIEと共通のお気に入りを選択して使用できる。お気に入りに登録したサイトを検索することも可能。
: そのほか、複数ページをいちアイテムに記録する'''お気に入りグループ'''機能も備えている。
;* RSSダイナミックフォルダ
: 標準で[[フィード]]に対応しており、お気に入りにRSSを登録することができる。
: 閲覧しているページにRSSが存在すると自動的に通知する'''RSS Auto Discovery'''機能を搭載している。
;* 検索バー、ページ検索バー
: ツールバー上から直接ウェブサイトを検索することができる。また、複数キーワードでのページ内検索、ハイライトに加え、検索に合致した行の抽出も可能。
;* SmartSearch
: 選択部分のキーワード検索、ハイライト、翻訳などを素早く実行できるユーザーインターフェースを持つ。項目は自由に変更することができる。
;* [[マウスジェスチャー]]
: マウス右ボタンのドラッグによって、メニューを選ばずとも機能を実行させることができる。
;* セキュリティ切り替え
: [[JavaScript]]や[[ActiveX]]の制御など、ページ表示に関するセキュリティ設定をワンクリックで変更可能。
;* 拡張機能
: スクリプトや追加プラグインによって機能を拡張することができる。追加プラグインには、[[ユーザスクリプト]]実行環境、リンク抽出機能、[[フィードリーダー|RSSリーダー]]、[[2ちゃんねるブラウザ]]機能などがある。
;* スキン
: スキンの切り替えにより、ブラウザの外観を変更することができる。また、スキンはIE由来の[[コンテキストメニュー]]にも適用できる仕様になっている。
;* SmartInstaller
: プラグインやスキンなどをサイト上からワンクリックでインストール可能。
;* カスタマイズ可能なメニュー
: [[Extensible Markup Language|XML]]形式のメニューファイルを書き換えることで、多数のメニュー項目をユーザーの好みに応じて自由に変更できる。
: メニュー項目の追加や削除は本体に含まれるメニューエディタから実行することができる。
 
==== Sleipnir 3.x.x for Windows ====
現在、Sleipnir 3 for Windowsは開発途上にある。Sleipnir 2 for Windowsと同様に、実装されていた機能の強化なども行われている反面、存在した機能が未実装のものが存在する。
2.xxには存在した機能が未実装のものが存在する。そのため、以下の特徴は、従来からの新しい機能のみを挙げる。
 
以下にSleipnir 2 for Windowsと比較した際の特徴を挙げる
 
* 2.xxからの大幅なUIの改善(全面的に AeroGrass に対応など)
: 従来のIE8風UIから、他の最新ブラウザのUIまで、柔軟なカスタマイズをして似せることが可能
* 新しいカスタマイズ画面
* タブグループ と Tablet
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* FenrirFS ブックマーク
* 新しいフルスクリーン
* TouchPaging ジェスチャ
* ブックマーク管理機能の強化
* 複雑だった設定項目の整理
 
==== Portable Sleipnir ====
'''Portable Sleipnir'''は、Sleipnirを[[USBメモリ]]に入れて持ち運ぶニーズを想定した[[ポータブルアプリケーション]]である。Sleipnir 2 for Windows をベースに、ファイルサイズの低減、履歴の消去など携帯性に重点を置いた調整が施されている。
 
USBメモリ等からSleipnirとほぼ同等の機能を利用できるが、[[レジストリ]]やシステムフォルダを利用できない関係上、Geckoエンジンを使えない、一部のプラグインをインストールできないなど、利用可能な機能に制限がある。
 
== バージョンの変遷 ==
=== Sleipnir 2.xx for Windows ===
* 2005年[[6月30日]] - Sleipnir 2.00 [[アルファ版]]リリース。
* 2005年[[7月14日]] - Ver 2.00 beta1 リリース。
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* 2011年[[12月1日]] - Ver 2.9.9 正式版、Portable Sleipnir 2.9.9 リリース。インストール時のリリースノート表示、IE9インストール環境における標準設定でのGPUレンダリング無効化、その他不具合修正など。
 
=== Sleipnir 3.xx for Windows ===
* 2008年[[10月31日]] - Ver 3.0.0 Alpha(Design Preview)リリース。
* 2010年[[10月18日]] - Gecko Preview Ver.(開発コード名:Gleipnir)リリース。
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* 2012年[[2月3日]] - Ver 3.0.8 正式版(build.3.0.8.4000)リリース。
 
== Portable= Sleipnir 3 for Mac ===
* 2011年[[7月8日]] - iOS版Sleipnir Mobileをベースに、Sleipnirのアルファ版としてリリース。OSX 10.6に対応。
Sleipnir2.xxと並行して開発されている'''Portable Sleipnir'''は、Sleipnirを[[USBメモリ]]に入れて持ち運ぶニーズを想定した[[ポータブルアプリケーション]]。Sleipnirをベースに、ファイルサイズの低減、履歴の消去など携帯性に重点を置いた調整が施されている。USBメモリ等からSleipnirとほぼ同等の機能を利用できるが、[[レジストリ]]やシステムフォルダを利用できない関係上、Geckoエンジンを使えなかったり一部のプラグインをインストールできなかったり、機能を制限された部分がある。
* 2011年[[8月24日]] - ベータ版をリリース。OS X 10.6 / 10.7 に対応。Fenrir Passを通じてのブックマーク同期が可能になった。
* 2011年[[11月2日]] - Sleipnir 3 for Mac 正式版をリリース。
* 2011年[[12月21日]] - Sleipnir 3 for Mac (3.1) 正式版をリリース。
 
== 国内におけるシェア ==
== Sleipnir Family ==
各団体の調査では日本国内におけるシェアが3%-10%程度、順位は3位から4位程度とされている。母数や調査対象などが異なるため単純比較は不可能だが、一定の普及が伺える<ref>[http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/20090624_296134.html 「インターネット白書2009」で見る最新動向(2)」]、[[インプレス]]、2009年6月24日</ref><ref>[http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090707_300476.html 「国内ブラウザシェアはIEが合計7割以上、Google Chromeは1%]、[[サムライファクトリー]]、2009年7月</ref><ref>[http://journal.mycom.co.jp/news/2010/01/12/020/index.html 「ユーザーがWebブラウザに最も求めている機能、乗り換えたいブラウザは? ]、[[マイコミジャーナル]]、2010年1月12日([[アイシェア]]による調査)</ref>。
=== Sleipnir Mobile ===
*Sleipnir Mobile for iPhone/iPad
: 2010年12月22日に他のプラットフォームに先駆けてリリースされ、のちにiPadに対応した。
*Sleipnir Mobile for Android
: 2011年9月15日に正式版がリリースされた。
*Sleipnir Mobile for Windows Phone
: 2011年12月2日に正式版がリリースされた。
 
=== Mac OS X海外のリリースなど ===
Sleipnir2.2以降では、[[英語]]版や[[中国語]]版など他言語版も公開されている。機能は同バージョンの日本語版Sleipnirと同等。
2011年7月8日、最初のアルファ版がリリースされた。元になっているのはiOS用のSleipnir Mobile。OSX 10.6に対応する。<br />
2011年8月24日、ベータ版がリリースされた。OS X 10.6 / 10.7 に対応している。Fenrir Passを通じてのブックマーク同期を可能にしている。<br />
2011年11月2日、Sleipnir 3 for Mac 正式版をリリース。<br />
2011年12月21日、Sleipnir 3 for Mac (3.1) 正式版をリリース。
 
=== Browser Choice更新プログラムへの掲載 ===
== 他言語版 ==
Windowsの開発元であるマイクロソフトは、Windowsに同梱されるソフトウェアなどに関して、しばしば競合社から競争法(日本の独占禁止法に当たる)で訴えられている([[マイクロソフトの欧州連合における競争法違反事件]]の項目も参照)。
Sleipnir2.2以降では、[[英語]]版や[[中国語]]版など他言語版も公開されている。機能は同バージョンの日本語版Sleipnirと同等。
 
欧州委員会により、2009年にはウェブブラウザに関しての調査が行われた。この問題は、マイクロソフトがIEに代わるブラウザを提示することで問題は決着しており<ref>{{cite web |url=http://ec.europa.eu/unitedkingdom/press/frontpage/100302_en.htm |title=Browser choice for European users |author= |date=16/11/2009 (UTC) |publisher= |accessdate=2012-02-07}}</ref>、その後に[[Microsoft Windows 7|Windows 7]]に対して地域ごとのブラウザの市場シェアに応じたブラウザ選択機能「Browser Choice更新プログラム」が配信された<ref>[http://www.browserchoice.eu/ Information Regarding Web Browsers] - Browser Choiceで表示される実際の選択画面。各ブラウザの簡単な説明と、インストーラへのリンクが掲載されている。</ref><ref>{{cite web |url=http://technet.microsoft.com/ja-jp/ie/ff606439.aspx |title=Browser Choice に関する FAQ |author=Microsoft |date= |publisher=Microsoft |accessdate=2012-02-07}}</ref><ref>{{cite web |url=http://windows.microsoft.com/en-gb/windows/what-is-the-browser-choice-update |title=What is the Browser Choice update&#63; &#40;KB976002&#41; - Microsoft Windows |author=Microsoft Corporation |date= |publisher=Microsoft Corporation |accessdate=2012-02-07}}</ref>。この時点でSleipnirは英語版をリリースしており、Browser ChoiceにSleipnirが掲載された<ref>{{cite web |url=http://news.bbc.co.uk/1/hi/technology/8537763.stm |title=BBC News - Microsoft offers browser choices to Europeans |author=BBC |date=2010/03/01 00:09:19 (GMT)|publisher=BBC |accessdate=2012-02-07}}</ref>。
 
== ユーザとの開発交流 ==
Sleipnirは開発者達が[[2ちゃんねる]]を利用してユーザーとの交流を図りつつ開発を行っており、主な評価版は2ちゃんねるを通じて発表されるようになっている。
 
== 評価版 ==
Sleipnirのベータ版・RC版には次期バージョンの数字を付加されるが、test版と呼ばれる評価版は公式配布版に上書きしてテストを行うためのバージョンとして最新の公式配布版の数字が付加されるようになっている。例えば2.00のベータ版であれば2.00正式版公開前の評価版であり、2.00test版であれば2.00に上書きしてテストを行う評価版である。Windows 2000/XPでの新機能などの動作確認をあらかじめ行って開発効率を上げることを目的としている。
 
*Sleipnir 3 for Windows 開発の経緯
== Fenrir Pass ==
[[2008年]][[10月31日]]にはSleipnir 3 の開発が発表され、Sleipnir 3 Alpha(Design Preview)が2ちゃんねる上でリリースされた。それ以降、目立った動きは見られず、新規事業への取組みなどの[[フェンリル (企業)|フェンリル]]の安定した事業基盤を作ることに注力されていたが、[[2010年]][[10月]]に特設ページ<ref>[http://www.fenrir.co.jp/nextsleipnir/ 「Next Sleipnir」]、Fenrir、2010年10月18日</ref>が公開され、[[2010年]][[12月]]にタブグループ機能などの新機能を限定的に実装した Beta版がリリース、[[2011年]][[4月]]には RC版がリリースされた。その後、RC Final まで開発が続けられ、開発表明から3年目にして[[フェンリル (企業)|フェンリル]]の設立日である[[2011年]][[11月16日]]に正式版が公開された。
Fenrir Pass とは、[[フェンリル]]が提供するプロダクト間のコンテンツやデータの同期、ログイン管理などを行うためのアカウントサービスのことである。現時点では、ブラウザ間のブックマーク同期のみの対応となっているが、今後、デバイス間でのデータのやり取りやウェブサービスへのログインなど、フェンリルの全プロダクト共通で利用できるアカウントに発展していく予定だと述べられている。
 
== 脚注 ==