「フィレンツェの悲劇」の版間の差分

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{{クラシック音楽}}
『'''フィレンツェの悲劇'''』([[独語]]:{{lang-de|'''''Eine florentinische Tragödie'''''}})は、[[アレクサンダー・ツェムリンスキー]]の1幕[[オペラ]]。原作は[[オスカー・ワイルド]]の同名の戯曲(英語:{{lang-en|''A Florentine Tragedy''}})。マックス・マイヤーフェルトのドイツ語訳を作曲者自身が自由に翻案して台本を編み出した。[[1917年]][[1月30日]]に[[シュトゥットガルト]]宮廷劇場で初演された。
 
== 音楽 ==
全般的に[[リヒャルト・シュトラウス]]の影響が強く、とりわけ豪放華麗な[[管弦楽法]]と大編成の[[オーケストラ]]、そして豊かな[[和声法]]にその影響が如実に現れている。全曲を通して1時間に満たないため、しばしば自作の[[こびと_(歌劇)|こびと]]など、その他の1幕オペラと組み合わされて上演される。この時期にツェムリンスキーが立て続けに1幕オペラを作曲した事情や動機については定かでないが、[[第一次世界大戦]]中のドイツのオペラ界では、ツェムリンスキーの門弟[[エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト|コルンゴルト]]や、[[マックス・フォン・シリングス|シリングス]]が1幕オペラに挑んで成功をおさめていたことから、そのような外部の刺戟に促されたところが大きかったのではないかと見なされている。
 
== 物語 ==