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[[ファイル:Wikimedia browser share pie chart.png|thumb|right|[[ウィキメディア財団]]のサーバにアクセスしたウェブブラウザの割合]]
{{HTML}}
'''ウェブブラウザ'''('''インターネットブラウザ'''、'''WWWブラウザ''')とは [[World Wide Web]] の利用に供する[[ブラウザ]]であって、[[ユーザーエージェント|ユーザエージェント]] (UA) である。具体的には[[ウェブページ]]を[[ディスプレイ (コンピュータ)|ディスプレイ画面]]や[[プリンター印刷機]]に出力したり、[[ハイパーリンク]]をたどったりするなどの機能がある。単に'''ブラウザ'''({{Lang|en|browser}})と呼ばれるんだ場合、多くはウェブブラウザのことも多いを指す
 
World Wide Web 上の情報リソースを扱う[[アプリケーションソフトウェア|アプリケーション]]であり、[[ウェブページ]]/画像/動画/その他・音声等の情報リソースの識別には [[Uniform Resource Identifier]] (URI) を使用する<ref>{{Cite web |url= http://www.w3.org/TR/webarch/#id-resources |title=URI/Resource Relationships |work=Architecture of the World Wide Web, Volume One |last=Jacobs |first=Ian |coauthors=Walsh, Norman |publisher=[[World Wide Web Consortium]] |date=15 December 2004 |accessdate= 2009-06-30}}</ref>。
 
ウェブブラウザは World Wide Web へのアクセス接続を第一の目的としているが、[[プライベートネットワーク]]内の [[Webサーバ|Web サーバ]]や[[ファイルシステム]]内のファイルが提供する情報へのアクセス接続にも利用できる。主なウェブブラウザとして、[[Mozilla Firefox|Firefox]], [[Google Chrome]], [[Internet Explorer]], [[Opera]], [[Safari]]がある<ref>{{Cite web |url= http://mashable.com/follow/topics/browser/ |title=Browser |publisher=[[:en:Mashable|Mashable]] |accessdate= 2011-09-02}}</ref>。
 
== 構造と動作 ==
大まかに言うと、ウェブブラウザは3つの部分から構成される。
# [[Uniform Resource Identifier|URI]], [[Hypertext Transfer Protocol|HTTP]]などに基き[[Webサーバ|サーバ]]と通信して[[リソース (WWW)|リソース]]を取得する、[[ユーザーエージェント#HTTPユーザーエージェント|HTTP ユーザエージェント]]の部分。
# 取り寄せたリソース資源をその種類 ([[HyperText Markup Language|HTML]]/[[Extensible HyperText Markup Language|XHTML]]/[[Extensible Markup Language|XML]], [[テキスト|文書]]、[[画像]]など)に応じて解析する[[構文解析器|パーサ構文解析]](parser)の部分。
# パーサの構文解析結果をもとに文字や画像を適切に配置し、あるいは文字のサイズ大きさを調整したり色を付けるなどして最終的に人間のための表示を行う[[HTMLレンダリングエンジン|レンダラ描写]](renderer)の部分。
 
ウェブブラウザの主な目的は、ユーザに情報リソースをもたらすことである。まずユーザーが [[Uniform Resource Locator]] (URL)、例えば ''<nowiki>http://en.wikipedia.org/</nowiki>'' とウェブブラウザに入力する。URL のプレフィックスである[[スキーマ|定義]]名によって URL をどう解釈するかが決まっている。典型的な URL スキーマ定義名 ''http:'' で始まり、[[Hypertext Transfer Protocol]] (HTTP) を使って情報を取り寄せる。多くのウェブブラウザは様々なスキーマ定義をサポートに対応しており、[[HTTPS]] 用の ''https:''、[[File Transfer Protocol]] 用の ''ftp:''、ローカル内部ファイル用の ''file:'' などがある。ウェブブラウザが直接扱えないスキーマ定義名は、他のアプリケーションにそのまま渡されることが多い。例えば ''mailto:'' で始まる [[Uniform Resource Identifier|URI]] ユーザーのデフォルト既定の[[電子メールクライアント]]に渡され、''news:'' で始まる URI ユーザーのデフォルト既定の[[ニュースグループ]]リーダに渡される。
 
''http'', ''https'', ''file'' などの場合、リソースを取り寄せるとウェブブラウザはそれを表示する。[[HyperText Markup Language|HTML]] はウェブブラウザの[[HTMLレンダリングエンジン|レイアウトエンジン]]に渡され、[[マークアップ言語|マークアップ]]からインタラクティブな文書に変換される。一般に、HTML 以外でもウェブページに含まれる任意のコンテンツ内容を表示できる。画像動画音声[[Extensible Markup Language|XML]]ファイル ほとんどの場合表示でき、[[Adobe Flash|Flash]] アプリケーションや [[Javaアプレット|Java アプレット]]をサポートに対応する[[プラグイン]]が用意されていることが多い。サポートされていない未対応の種類のファイルに遭遇した場合は、表示するのではなくダウンロードする設定になっていることが多く、ユーザーに対してファイルのセーブ保存を促す動作をする。
 
情報リソースには他の情報リソースへの[[ハイパーリンク]]を含めることができる。それぞれのリンクにはリソースの URI が含まれている。リンクをクリックすると、ウェブブラウザはそのリンクのターゲット URI で示されるリソースへと誘導され、コンテンツ内容を取り寄せる処理が再び始まる。
 
ウェブブラウザで採用される規格は他に [[SVG]], [[XForms]], [[WHAT]] などがある。
 
[[Ajax]]などの流行によりウェブ自体が [[オペレーティングシステム|OS]] に代わるプラットフォーム基幹として台頭してきており、ウェブブラウザの役目は単なる閲覧ソフトからネットワーク資源を活用するための高機能クライアントに移り変わりつつある。また、[[2006年]]以後の主なブラウザでは[[タブブラウザ]]方式の [[ユーザーインタートしてきェイス|UI]] が主流になっている。
 
また、[[2006年]]以後の主なブラウザでは[[タブブラウザ]]方式の[[ユーザーインターフェイス]]が主流になっている。
 
== 機能 ==
ウェブブラウザの機能は、最小限のテキストベースのユーザインタフェースのもの文字を用いた UI から、多なファイルフォーマット形式やプロトコルをサポートに対応する高機能なものまで幅広い。[[電子メール]]、[[ネットニュース]]、[[Internet Relay Chat]] (IRC) などをサポート等に対応するコンポーネントを含むウェブブラウザは「[[インターネットスイート]]」と呼ばれることもある<ref>{{Cite web |url= http://www.seamonkey-project.org/ |title=The SeaMonkey Project |publisher=[[Mozilla Foundation]] |date=7 November 2008 |accessdate=2009-06-30 }}</ref><ref>{{Cite web |url= http://www.cyberdog.org/ |title=Cyberdog: Welcome to the 'doghouse! |date=5 July 2009 |accessdate=2009-06-30}}</ref><ref>{{Cite web |url= http://www.opus.co.tt/dave/internet.htm |title=Interesting DOS programs |author=Teelucksingh, Dev Anand |publisher=Opus Networkx |accessdate=2009-06-30}}</ref>。
 
主要なウェブブラウザは同時に複数の情報リソースを扱うことができ、別々のウィンドウで表示したり、[[タブ (GUI)|タブ]]を使って同じウィンドウ内に表示したりする([[タブブラウザ]])。また、ユーザーが表示したくない[[ポップアップ広告]]を自動的にブロックする機能もある。
<ref>{{Cite web |url= http://technet.microsoft.com/en-us/library/bb457150.aspx#EEAA |title=Part 5: Enhanced Browsing Security |work=Changes to Functionality in Microsoft Windows XP Service Pack 2 |last=Andersen |first=Starr |coauthors=Abella, Vincent |publisher=[[マイクロソフト|Microsoft]] |date=15 September 2004 |accessdate=2009-06-30}}</ref><ref>{{Cite web |url= http://support.mozilla.com/en-US/kb/Pop-up+blocker |title=Pop-up blocker |publisher=[[Mozilla Foundation]] |accessdate=2009-06-30 }}</ref><ref>{{Cite web |url= http://www.mactipsandtricks.com/tips/display.lasso?mactip=137 |title=Safari: Using The Pop-Up Blocker |work=Mac Tips and Tricks |publisher=WeHostMacs |year=2004 |accessdate= 2009-06-30}}</ref><ref>{{Cite web |url= http://www.opera.com/browser/tutorials/settings/#tabs |title=Simple settings |work=Opera Tutorials |publisher=[[オペラ・ソフトウェア|Opera Software]] |accessdate= 2009-06-30}}</ref>
 
ユーザが[[ブックマーク]]したウェブページの一覧を表示する機能があり、ユーザーは素早くそれらのウェブページに戻ることができる。ブックマークは [[Internet Explorer]] では「お気に入り」とされている呼ぶ。さらに、[[フィードリーダー|フィードリーダ]]が組み込まれているウェブブラウザも多い。[[Mozilla Firefox|Firefox]] では[[フィード]]は "live bookmarks" としてフォーマットさいう形式で扱われ、フィードにおける最近のエントリ項目と対応するブックマークのフォルダのように機能する<ref>{{Cite web |url= http://johnbokma.com/firefox/rss-and-live-bookmarks.html |title=Mozilla Firefox: RSS and Live Bookmarks |last=Bokma |first=John |accessdate=2009-06-30}}</ref>。[[Opera]] ではフィードのコンテンツ内容を格納し表示する従来型のフィードリーダを採用している<ref>{{Cite web |url= http://www.opera.com/mail/rss/ |title=Opera Mail で RSS ニュースフィードを扱う |publisher=[[オペラ・ソフトウェア]] |accessdate=2009-06-30}}</ref>。
 
さらに、多くのウェブブラウザには[[プラグイン]]が用意されており、ダウンロードして組み込むことで機能を拡張できる。
 
=== ユーザインタフェ (UI) ===
多くの主要ウェブブラウザのユーザインタフェース UI には、以下のような共通の要素がある<ref>{{Cite web |url= http://www.about-the-web.com/shtml/browsers.shtml |title=About Browsers and their Features |publisher=SpiritWorks Software Development |accessdate=2009-05-05}}</ref>。
 
* 「前へ」と「次へ」のボタン。前のリソースに戻るボタンと次のリソースに進むボタンである。一部では一つに統合されているものもある。
* 「リフレッシュ」または「リロード更新」のボタン。現在のリソースを再ロードする。
* 「ストップ中止ボタンは、リソースのローディング読み込みキャンセル取り消。一部のウェブブラウザでは「リロード更新」ボタンと統合されている。
* 「ホーム」ボタンはユーザーの指定した[[ホームページ]]に戻る機能を提供する。
* [[アドレスバー]]は、[[Uniform Resource Identifier]] (URI) の入力のためにあり、入力された URI が指すリソースを表示する。検索バーと統合されている場合もある。
* 検索バーは[[検索エンジン]]への入力のためにある。アドレスバーと検索バーが統合されている場合もある。
* [[ステータスバー]]はリソースのロード読み込み状況を表示したり、マウスカーソルの位置にあるリンクの URI を表示したり、ページの拡大機能を提供したりする。
 
主要なウェブブラウザはウェブページ内の[[インクリメンタルサーチ|インクリメンタル検索]]機能も持っている。
 
=== プライバシーとセキュリティ安全性 ===
多くのウェブブラウザは [[HTTPS]]をサポート に対応しており、ウェブキャッシュや [[HTTP cookie|Cookie]] や閲覧履歴を素早く簡単に消去する機能もある。
 
=== 標準サポート対応 ===
初期のウェブブラウザがサポート対応していた HTML は非常に単純なものだった。ウェブブラウザの発展により HTML の標準でない方言が生まれ、互換性問題が大きくなっていった。最近のウェブブラウザは標準および「[[デ・ファクト]]」な'''事実上'''の HTML [[Extensible HyperText Markup Language|XHTML]]をサポート に対応している。表示したときの見た目はどのブラウザでも同じであるべきだが、そうでない場合もある。
 
== 歴史 ==
[[File:WorldWideWeb FSF GNU.png|thumb|right|[[NeXT]] 上で動作する [[WorldWideWeb]] は[[1991年]]に登場し、最初のウェブブラウザとなった<ref>{{Cite web
|url=http://www.livinginternet.com/w/wi_browse.htm
|title=Web Browser History
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|accessdate=5 May 2009
}}</ref>。]]
ウェブブラウザの歴史は[[1980年代]]末に遡り、それから様々な技術の基礎を築きあげた最初のウェブブラウザ、[[WorldWideWeb]] が[[ティム・バーナーズ=リー|ティム・バーナーズ=リー]]によって[[1991年]]に公開された。このブラウザは既存および新たなソフトウェアとハードウェアの色々な技術とともに寄せ集められていた。なお、WorldWideWeb は後に Nexus へと改称されている<ref>{{Cite web|url= http://www.w3.org/People/Berners-Lee/WorldWideWeb.html |title=Tim Berners-Lee: WorldWideWeb, the first Web client |publisher=W3.org |date= |accessdate=2011-12-07}}</ref>。
 
[[テッド・ネルソン]]と[[ダグラス・エンゲルバート]]はバーナーズ=リーのずっと前に[[ハイパーテキスト]]の概念を開発していた。この核となる部分は World Wide Web に合うのではないか、というエンゲルバートの提案にバーナーズ=リーは賛同した。
 
[[File:Marc Andreessen.jpg|thumb|160px|マーク・アンドリーセン]]
[[1993年]]に[[NCSA Mosaic]]が登場した。Mosaic は画像が扱える最初のウェブブラウザの一つであり、これによってウェブの利用者が激増するきっかけとなった<ref name="bloomberg">{{Cite web|url= http://www.bloomberg.com/video/67758394 |title=Bloomberg Game Changers: Marc Andreesen |publisher=Bloomberg.com |date=2011-03-17 |accessdate=2011-12-07}}</ref>。[[米国立スーパーコンピュータ応用研究所]](NCSA) (NCSA) Mosaic チームのリーダーであった[[マーク・アンドリーセン]]はその後まもなく[[ネットスケープコミュニケーションズ|ネットスケープ]]を設立し、Mosaic を汲む [[Netscape Navigator (ネットスケープコミュニケーションズ)|Netscape Navigator]] を[[1994年]]にリリースした。このブラウザは瞬く間に世界中のもっとも主流なウェブブラウザとなり、最盛期には全てのウェブにおいて9割もの利用率を占めた。
 
これに[[マイクロソフト]]が反応し、[[1995年]]に NCSA から Mosaic のライセンスを引き継ぎ [[Internet Explorer]] を開発した。このことが最初の[[ブラウザ戦争]]の引き金にもなった。マイクロソフトは Internet Explorer [[Microsoft Windows|Windows]] に同梱させることで [[オペレーティングシステム|OS]] 市場の優位性をウェブブラウザ市場にも引き継がせ、Internet Explorer にも力を持たせることができた。これによって[[2002年]]には Internet Explorer の利用率はピーク時で 95% を超えた<ref name="searchenginejournal.com">{{Cite web|author=November 24, 2004 |url= http://www.searchenginejournal.com/mozilla-firefox-internet-browser-market-share-gains-to-74/1082/ |title=Mozilla Firefox Internet Browser Market Share Gains to 7.4% |publisher=Search Engine Journal |date=2004-11-24 |accessdate=2011-12-07}}</ref>。2011年2月現在では Net Applications によると利用率が 57% 程度とされており、Internet Explorer の凋落傾向が示されている<ref name="browsershare">[http://marketshare.hitslink.com/browser-market-share.aspx?qprid=1 Hitslink.com]</ref>。
 
[[1996年]]に [[Opera]] が登場したが利用者をあまね大きく獲得することはなく、2011年2月現在で 2% と常にその前後の利用率となっている<ref name="browsershare" />。ただし[[携帯電話]]のウェブブラウザ市場では最もシェア占有率を伸ばしており、4000万台を超える端末に導入されている。また、いくつかの[[組み込みシステム]]向けにも登場しており[[任天堂]]の[[家庭用ゲーム機]]である [[Wii]] [[ニンテンドーDSi|DSi]] などがある。
 
[[1998年]]に [[Netscape]] は [[Mozilla Foundation]] を旗揚げし、[[オープンソース]]として自由な競争力のあるブラウザを提供しようと計画した。このブラウザは最終的に [[Mozilla Firefox|Firefox]] として展開された。公開された Firefox はベータ版段階だったがそれなりのファン愛好者を獲得し、Firefox 1.0 が[[2004年]]末期にリリースされてから間もなく Firefox の全バージョン合計で 7.4% の利用率を獲得した<ref name="searchenginejournal.com" />。2011年2月現在では 22% の利用率となっている<ref name="browsershare" />。
 
[[アップル インコーポレイテッド|アップル]]の [[Safari]] は[[2003年]]1月に初めてのベータ版が提供された。アップルの製品でのシェア占有率は独占的で、2011年2月現在の利用率は 6.3% となっており、緩やかな上昇傾向を見せている<ref name="browsershare" />。採用しているレンダリングエンジンは [[WebKit]] と呼ばれアップルの [[iOS (アップル)|iOS]], Google [[Android]], Nokiaの [[S60]], Palm [[webOS]] などいくつかの携帯電話のプラットフォームでは標準的なものとなっている。
 
直近でブラウザ市場に参入した著名なところとして、[[2008年]]9月に [[Google]] WebKit を基にして開発した [[Google Chrome]] がある。成長が著しく、2011年2月現在では 11% もの利用率を誇っている<ref name="browsershare" />。この増加傾向は Internet Explorer の凋落傾向と同期している<ref>{{Cite web|url= http://www.digitaltrends.com/web/internet-explorer-usage-to-plummet-below-50-percent-by-mid-2012/attachment/net-applications-browser-market/ |title=Internet Explorer usage to plummet below 50 percent by mid-2012 |date=September 3, 2011 |accessdate=September 4, 2011}}</ref>。Chrome の影響で Firefox メジャーバージョンアップ更新サイクル期間を早め、Internet Explorer Safari, Opera も含めて先進的な機能の開発で競っている。ユーザーインターフェースUI は簡素化し(ボタン類を最低限に減らしてWebサイトの表示スペース部分を極力大きくする傾向がある)、どれも似通ったものになりつつある。
 
2011年現在、成長著しい[[スマートフォン]]や非 PC の[[タブレット (コンピュータ)|タブレット]]の分野では、OS 付属のブラウザが利用されることがほとんどであり、[[Android]] の標準ブラウザと [[iOS (アップル)|iOS]] Safari OS シェア占有率にほぼ比例して普及している。Opera など独自のブラウザをスマートフォン・タブレット対応アプリとしてリリースする動きもある。
 
2011年12月、Google Chrome は [[Internet Explorer 8]] を越えて最も広く使われているウェブブラウザとなった。ただし、[[Internet Explorer]] の全バージョンを合計すると、IE が今でも最も広く使われているウェブブラウザである<ref>{{Cite web |url= http://money.cnn.com/2011/12/16/technology/chrome_internet_explorer/?source=cnn_bin |title=CNN Money claims that Chrome is more popular than IE8 |publisher=[[CNN]] |accessdate=2011-12-19}}</ref>。
 
== 推奨ブラウザ ==
本来[[ウェブサイト]]は様々な [[オペレーティングシステム|OS]] 環境・ウェブブラウザで見られるように[[ウェブ標準]]などに則し、[[アクセシビリティ]]等を考慮した形で作成される必要がある。しかしウェブサイトによっては種々の都合からサイトの閲覧に必要な環境として特定の[[推奨ブラウザ]]を明記していることがあり、閲覧者は技術上の理由から推奨ブラウザに合わせたウェブブラウザの選択が必要となることもある。また、推奨ブラウザの記述内容によってはユーザ[[情報セキュリティ|セキュリティ]]安全上の不利益を被る場合もある。
{{Main|推奨ブラウザ}}