「ジェイ条約」の版間の差分

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==その後の展開==
ジェイ条約は、国際的には英米関係の安定をもたらした。しかし、国内的には世論の分裂を引き起こした。条約を締結したジェイらが属する政治的党派である「[[フェデラリスト]]」は、国王の処刑にまで至ったフランス革命に賛意を抱かず、イギリス側を支持していた。一方で、アメリカ独立戦争にも協力してくれたフランスに共感を抱き、合衆国の建国理念にも通じる自由・平等を掲げるフランス革命を支持する声も強かった。彼らにとっては、ジェイ条約は独立戦争の協力者であったフランスへの裏切りであった。こうした勢力は「[[民主共和党 (アメリカ)|リパブリカン]]」としての結束を強めることとなり、初期の合衆国における党派対立の重要な軸となった。(なお、「フェデラリスト」と「リパブリカン」の対立構図は、合衆国の中央集権化、分権化など複数の対立軸があり、外交政策のみで区分されるものではない。)
 
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