「ルートヴィッヒ・ボルツマン」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
11行目:
[[ジェームズ・クラーク・マクスウェル]]らに続いて[[気体分子運動論]]を研究し、さらに[[分子]]の[[力学]]的解析から熱力学的な性質を説明する統計力学を創始した。その過程で、[[1872年]]に[[H定理]]により熱現象の不可逆性([[エントロピー]]の増大)を証明した (L. Boltzmann: Wien Ber. '''66''', 275 (1872))。
 
1877年に発表した論文「熱平衡法則に関する力学的熱理論の第2主法則と確率計算の関係について」(L. Boltzmann: Wien Ber. '''76''', 373 (1877)) において'''[[ボルツマンの関係式]]'''、
: <math>S=k\,\log W</math>
を導き、エントロピーと系のとりうる状態との関係を明らかにした。上式における比例定数''k''は[[ボルツマン定数]]と呼ばれている。