「北極圏対独海戦1944」の版間の差分

'''北極圏対独海戦1944'''(ほっきょくけんたいどくかいせんいちきゅうよんよん)は1983年に[[ソビエト連邦]]で製作された戦争映画のこと。監督はセミョーン・アラノヴィッチである。戦闘シーンに渾身の努力を注いでおり全てが迫力を覚えるようになっている。戦争映画では数少ないイリューシンIl-4T爆撃機が登場する映画としてあまりにも有名。日本では未公開で終わっている。

1983年に製作・公開された戦争映画である。冒頭の棚引いた賛美歌に合わせて飛行場が出現する場面は公開されてから20年以上たった今でも忘れられない場面として有名。劇中の戦闘場面は総じて特撮であり日本の怪獣映画を思わせる雰囲気であるが画質を一定の間に落とすことによりリアリティに感じるようになっている。また，劇中に登場するイリューシンIl-4Tは実機は当時のソビエトには残っておらずあったとしても博物館に展示されている物が大半だったため旧日本軍の[[九六式陸上攻撃機]]をベースに改造した物と思われる。また，あまり公の場に知られていない飛行艇であるベリエフMBR-2bisも辛うじて実機が何度か登場している。80年代当時は冷戦時代だったため[[アカデミー賞]]受賞は出来なかったがソビエト連邦が崩壊した現在でもロシア映画の代名詞として名を残している。近年彩プロでDVD化が実現しされた。