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[[画像ファイル:SCH1577ac.jpg|thumb|250px|革製のラメラーアーマー(復元品)]]
'''ラメラー・アーマー'''(英:Lamellar armour)は個人用の[[鎧]]の一種。薄片鎧、薄金鎧などと訳される。
 
== 概要 ==
[[Imageファイル:Lamellar lacing.gif‎ |thumb|ラメラーアーマーの構造]]
レーム (Lame(Lame = 薄片 薄板)、甲片、小札等と呼ばれる小さな板に穴をあけた物を紐などでつなぎ合わせて作成されている。
 
小札に革、青銅、鉄(鋼鉄)、木などを使い、紐革や絹、木綿、麻などの糸や金属の[[リベット]]でつなぐ。また、小札の材質を革にする場合、煮固めたり漆塗りにする事で硬度を増している。[[スケイルアーマー]]に似るが、ラメラーは接合するための布状下地はなく、小片の連結だけで構成される。
 
作られた胴鎧は、構造が簡素でメンテナンスも容易なことから、革製のラメラーアーマーが[[スカンディナヴィア半島]]やスカンディナヴィアから[[ロシア]]へ入植した人々によって一般に使用された。
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モンゴル、トルコ、サカをはじめとするステップ地帯の騎馬民族も金属製のラメラーアーマーを使用した。
 
また、中国で発達した金属製の[[ラメラーアーマー|小札鎧]]はさらに北アジア、朝鮮、日本に伝わり、日本の武士が付ける[[大鎧]]、[[胴丸]]などの甲冑は[[唐]]-[[宋 (王朝)|宋]]代に伝えられた[[挂甲]]を元に発展したと言われている。
 
== 歴史 ==
BC900–600紀元前900年~600年にかけて中近東の[[アッシリア]]で発達したと考えられている。中国では、[[戦国時代 (中国)|戦国時代]]の遺跡から、いくつかの甲片からなる鉄鎧が発見されている。
 
[[鎖帷子]]や[[スケイルアーマー|小片鎧]]に比べて製造に高度な技術を要したが、より堅牢で防護性能に優れていたため、技術の進歩によって量産化されると鎖帷子や小片鎧に置き換わった。
 
==関連項目 参考資料 ==
* 騎士道事典
*[[小札かたびら]]
* 中国古代甲冑図鑑 劉永華著 春日井明訳 アスペクト ISBN 4757201311
 
==参考資料 関連項目 ==
* [[小札かたびら]]
*騎士道事典
 
*中国古代甲冑図鑑 劉永華著 春日井明訳 アスペクト ISBN 4757201311
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