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[[File:TajFlowerCloseUp.jpg|thumb|[[タージ・マハル]]で使われている植物文様]]
 
'''模様'''(もよう)とは、ものの表面に自然に発生する、または人工的に表された[[図]]、[[絵]]、[[形]]などのこと。また、[[気象|空模様]]のようにそうなりそうな様子やそのような状況、という意味で慣用句として用いることもある<ref>[[金田一春彦]]編『学研 現代新国語辞典 改訂新版』学習研究社 1994年</ref>。
 
類義語に'''紋様'''(もんよう)と'''文様'''(もんよう)がある。紋様は平面上に広がった模様のことを特に示す語で、たとえば海岸や砂丘に風や波によって描かれた模様を「[[砂紋]]」という。文様は人工的に表された模様のことを特に示す語で、例えば土器に縄を使ってつけた模様を「[[縄文]]」という。また文様のうち、いくつかの線を斜めに交わせることによって表され模様のことを特に'''綾'''・'''文'''(あや)という。
地域を問わず、古代より土器や服飾、建築装飾や実用品に至るまで施された。人工的な模様は、警告や注意のため、装飾の目的のため、また、[[魔除け]]の意味を持たせることがある。
 
[[中国]]の[[新石器時代]]の[[土器]]には、魚や人面を描いて魔除けとした例があり、日本の[[古墳時代]]では赤い[[三角形]]や[[菱形]]を規則的に並べた模様を身に着けたと考えられており、規則的に並べた赤い三角文を付けた「冠を被る男子埴輪」が福島県から出土している。北海道の[[アイヌ]]民族は[[江戸時代]]後期までアイヌ文様を衣装に用い続けた<ref name="早坂">[[早坂優子]]著『日本・中国の 文様事典』視覚デザイン研究所 2000年</ref>。
 
現代でも、案内や警告、注意を促す[[道路標示]]などの標示、服のデザイン、書籍等の表紙、製品の表装、建物・乗り物・機器等の表面などに使用されている。
連続したものから、絵画のように描かれたものまであり[[市松模様]](石畳・チェック)や[[縞模様]](しま・ストライプ)、[[格子]]のように同じ形態が繰り返し用いられることが多いが、それに限らず、植物や動物、風景などを図案化した模様もある。
 
[[文字]]であっても、図案化・装飾化されていたり、繰り返し用いられている場合には文様と呼ぶ。[[日本]]では、[[武士]]や[[歌舞伎役者]]などが用いた[[家紋]]や「役者文様」に多く、「鎌輪ぬ(かまわぬ)」や「斧琴菊(よきこときく)」のように文字と図を並べた模様<ref name="早坂"/>や「吉祥文字崩し」のように文字を分解して散りばめた文様などがある<ref>[[中村重樹]]編著『日本の伝統文様』エムディエヌコーポレーション 2005年</ref>。また、文字としてではなく絵の一部として文字を組み込んだ「葦手絵(あしでえ)」という模様も用いられ、[[和歌]]や物事を関連する絵柄に組み込んだ<ref name="早坂"/>。家紋では、[[石田三成]]などが用いた「大吉大一大万(だいきちだいいちだいまん)」や[[島津氏]]などが用いた「十文字(じゅうもんじ)」などがある。
 
== 関連項目 ==
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