「式守與之吉」の版間の差分

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'''式守與之吉'''(しきもりよのきち)は、[[大相撲]]における[[行司]]の[[名跡]]である。時代によっては、'''式守与之吉'''と名乗っていたこともある。7代目以降は「式守與之吉」と[[番付]]に書かれている。現在では2007年9月場所で9代式守與之吉が10代式守勘太夫(現[[木村庄之助 (36代)|36代木村庄之助]])を襲名して以来、空き名跡となっている。
 
[[伊勢ヶ濱部屋|伊勢ヶ濱]][[一門_(相撲)|一門]]と[[井筒部屋]]所属の行司が名乗ることが多い。式守與之吉を名乗った後は[[三太夫_(行司)|式守勘太夫]]を名乗ることが多い(2代~10代までの勘太夫は「式守與之吉(与之吉)」を名乗っている)。この2つの名跡は相互関係があり、同じ部屋に所属する行司が、同時にこの2つの名跡を名乗ることはない。例えば式守與之吉を名乗っている行司が伊勢ヶ濱部屋所属であれば、式守勘太夫を名乗る行司は井筒部屋所属である。しかし、式守與之吉を名乗らなかった、現在[[二所ノ関一門]]で[[高田川部屋]]所属の[[幕内]]格行司[[式守勘太夫 (11代)|木村和一郎]]が[[2012年]]1月場所より、11代式守勘太夫を襲名した。
 
近年では、[[十両]]格で與之吉を襲名し、幕内格に上がると先代の勘太夫の停年もしくは立行司昇格に伴い幕内格で勘太夫を襲名するという流れが続いたが、9代目については先代勘太夫が序列がすぐ上だったため、幕内格で與之吉を襲名し、さらに先代勘太夫と同時に[[三役]]格に昇進している。よって9代目は與之吉の名で初めて三役格に昇進した行司であると思われる。