「2007年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ」の版間の差分

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*試合経過
中日の先発は大方の予想いわゆる「谷間先発」であった[[山井大介|山井]]ではなくるが、4日前の1stステージ第2戦で既に中継ぎで登板していた小笠原が中3日で先発<ref>山井が右肩痛を再発させたための措置だったがするという日本シリーズ終了後まで明かされ谷間先発ということを考慮しても意外人選であった。</ref><ref>小笠原はこの日まで3ヶ月勝ち星がなく、さらにこのシーズン巨人戦の登板は1試合のみで勝ち星も無かったが、9回1失点に抑えて被打率は.167だった。<ref><small>スポーツ紙などが第一候補としてあげることが多かった[[山井大介]]が右肩痛を再発させたための措置とされたが、そのことは日本シリーズ終了後まで明かされなかった。</small></ref>。右腕一方打撃力だけペナントを乗り越えたといってよかった2007年の巨人なく左腕の先発[[山本昌]]からペナントを決める本塁打を放った[[脇谷亮太]]や、調子を崩したホリンズかわり打撃に定評のあるベテラン[[清水隆行]]を並べた<ref><small>なお結果的に左打者7人並んだことで「先発見抜けず巨人ベンチが混乱した」といったようなミタメリードが多かったが、[[ニッカ起用スポーツ]]の「守備面を度外視終盤に調子をあげ打者を並べた打撃優先オーダー」という分析が正しいと思われる。当時の巨人ベンの責任者だった[[伊勢孝夫]](現ヤクルトコー)によると、「谷間先発だからミーティングで大きく混乱小笠原のビデオも見せていたが、結果がべて」とのこと。</small></ref>。中日は3回表二死満塁から谷繁のタイムリーで先制し、続く4回表にはウッズの2ランが出て、試合の主導権を握った。中日の先発・小笠原は5回を谷のソロ本塁打による1失点のみに抑え、以後は早めの継投で、巨人を振り切った。巨人は先発の内海が立ち上がりから制球に苦しみ、エラ打撃重視オダーの懸念になった守備の乱れも重なり4回4失点。打線も好機は作るものの、決定打が出なかっず、さらにペナントでMVP級の活躍をみせた[[高橋由伸]]も離脱した。
 
 
==== 第2戦 ====
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最終打者は[[木村拓也]]。[[三振]]であった。
*試合経過
中日が0-1で迎えた4回表、ウッズの3ランで逆転し、7回表には谷繁のソロ本塁打で突き放した。巨人は二岡のソロ本塁打で先制しながらも、中日先発・中田の前に、1点を追加しただけで終わった。中日はクライマックスシリーズ無敗で、2年連続となる日本シリーズ進出を決めた。勢いに乗って日本シリーズも優勝を決めたこの年の中日に対して、巨人はペナント優勝時に体力のピークを迎えており、CS終了直後に1番高橋由、2番谷、3番小笠原、4番李承燁、5番二岡が体にメスを入れることになった。
 
セ・リーグ史上初のプレーオフはリーグ優勝の巨人がいきなり敗れるという[[下克上]]([[番狂わせ]])で幕を下ろし、翌年([[2008年]])からリーグ優勝した球団に対するアドバンテージ採用(リーグ優勝の球団に予め1勝分。[[パシフィック・リーグ]]も同調)につながることになった。