「仁保事件」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
77行目:
* 仁保事件に題を得た「自白」という[[ドキュメンタリー]][[ドラマ]]を[[朝日放送]]が[[1972年]][[11月11日]]に放送を予定していたが、[[中立]]を欠いており、[[肖像権]]の侵害に当たるとして、前日に放送が急遽中止になった。又、同じく朝日放送が[[12月17日]]に冤罪の嫌疑を受けた男性に密着取材をした「二四時間」を放送予定だったが、これも中止となった。
* この事件には[[刑事訴訟法]]の専門家で冤罪問題に詳しい、若き日の[[東京都立大学]](当時)の研究室に所属していた[[小田中聰樹]](現在は[[東北大学]][[法学部]]の[[名誉教授]])も救援運動に協力した。
 
== 他の事件における最高裁が下級審に差し戻した事例 ==
最高裁が事実誤認の可能性を指摘して下級審に差し戻した事件には次の事例がある。
* [[幸浦事件]]:一審、二審で被告三人に死刑判決、一人に懲役刑の有罪判決も、最高裁が二審に差し戻し。その後、二審、最高裁で無罪判決。
* [[二俣事件]]:一審、二審で死刑判決が下るも最高裁が一審に差し戻し。その後、一審、二審で無罪判決を受け確定。
* [[小島事件]]:一審、二審で無期懲役判決を受けるも、最高裁が二審に差し戻し、無罪判決。
* [[八海事件]]:被告の一人は三度の死刑判決を受けるも最高裁が二度の差し戻しの末、最高裁が無罪判決。
* [[青梅事件]]:一審、二審で被告十人に有罪判決も最高裁が二審に差し戻して、差し戻し二審で無罪判決。
* [[名張毒ぶどう酒事件]]:一審無罪、二審で死刑判決、最高裁で確定も、再審請求審で最高裁が二審の再審開始決定の取り消しを取り消した。
* [[鹿児島夫婦殺し事件]]:一審、二審で懲役十二年の有罪判決も最高裁が二審に差し戻して無罪判決。
* [[山中事件]]:主犯とされた男性に一審、二審で死刑判決も、最高裁が差し戻し、殺人について無罪判決。
* [[平野母子殺害事件]]:一審で無期懲役、二審で死刑判決を受けるも最高裁が差し戻し、差し戻し一審で無罪判決。
 
== 関連項目 ==