「木馬責め」の版間の差分

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==概要==
木馬型で背の尖った拷問具('''三角木馬'''と呼ばれている)に、被拷問者(盗賊、[[年貢]]滞納者、隠れ[[キリシタン]]などが対象だった)を、全裸、または下半身を裸にした上で、身体を拘束して跨らせ、本人の体重で[[股間]]に苦痛を与える、また石などの重りを足に括り付けて加重する場合もある。被拷問者が拷問台から落ちないように天井の梁や鈎から垂らしたや鎖に、体を縛った縄尻を結ん吊るして固定する場合が多い。拷問台を揺する、足や重しを引っ張る、鞭や杖で打つ、などして苦痛を加重することもあった。女性に用いられる場合が多いが、鞭打や石責めなどの拷問に耐えられないと思われる少年に代替手段として用いられる例もあった。股間は柔らかい部分で女性器や肛門があるため、長時間に及ぶとそれらが損傷を受け出血し、股が裂けることもあった。
 
特にSMプレイなどでは、女性を全裸にした上で、両手を後ろ手に縛り[[木馬]]に跨らせた後、頭髪を天井から垂らした縄で結び責めるという方法もある。この他に様々なヴァリエーションがあるか、股間を圧迫し木馬の背の稜線を喰込ませるという部分は、いづれも変わらない。激しい苦痛と恥ずかしさから、他に類を見ない苛烈な責めと言える。被虐者の反応を見ながら断続が可能な笞打などと違い、一度木馬に載せると、そこから降ろさない限りは苦痛は中断しないという特性があるので、果たして被虐者がこれにより快楽を味わうかどうかは、ひとえにこの異常な状況に対して抱く心情によって大きく相違するものとなる。すなわち被虐者に何等嗜虐趣味の無い場合は木馬責は単なる過酷な拷問にすぎず、逆に嗜虐趣味の横溢したる場合は木馬は扇情的な道具と見えることとなる。従ってSMプレイにこれを使用するのは被虐者の側に余程の趣味がある場合に限ると見られている。
 
==補足事項==