「近江鉄道LE10形気動車」の版間の差分

近江鉄道の路線は全線電化であるが、2005年現在の[[肥薩おれんじ鉄道]]と同様に電力供給のコストを削減するため気動車を投入することになった。それに伴い5両が製造された。

[[富士重工業]]製の12m級車で、[[名古屋鉄道|名鉄]]の[[名鉄キハ1030形気動車|キハ10形]]などと車内仕様は同じである。しかし出力は220psと、名鉄キハ10形の180psより高いものとなった。同社が製造するバスの車体やエンジンを流用しコストを抑えた。

1986年に、閑散線区の[[近江鉄道本線|本線]][[貴生川駅]]～[[八日市駅]]間で使用を開始したが、ラッシュ時の収容能力が無いこと、軽量すぎて[[踏み切り]]が作動しないことがあったこと、そして早い老朽化が問題となり、結局[[1996年]]に使用を停止して廃車になった。