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=== 生い立ち ===
;{{和暦|1953}}
* [[2月4日]]、池袋駅西口で居酒屋を経営していた両親の下に生まれ、一人っ子として育つ。長男出生を契機に商売を嫌がる母親の意見もあり、飲食業を辞め、元々電気職工だった祖父が経営し倒産した工場を引き継ぐ形で再興するが、[[朝鮮戦争]]後の所謂「鍋底景気」の憂き目に遭い倒産。池袋のアパートに住まう典型的な「共働き・[[カギっ子]]世帯」となる<ref>山下達郎ファンクラブ広報誌「TATSURO MANIA」No.45 2003年 春</ref>。一家は山下が中学1年の3学期の時に{{要出典範囲|母の希望で角が豆腐屋のとなりの場所に転籍し、ヤマザキショップを営んだ。転業後|date=2010年8月}}、[[練馬区]][[平和台 (練馬区)|平和台]]にて暮らしはじめる転居。菓子の小売業を営んだ。当時はラジオで[[AFN|FEN]]などから「浴びるように」洋楽を聞き、友人たちと音楽に目覚める。また、中学・高校と6年間、[[吹奏楽]]部で[[打楽器]]を担当。中学時代から友人らと始めたアマチュア・バンドでも[[ドラムセット|ドラムス]]担当だった(最もお気に入りの[[ドラマー]]は[[ハル・ブレイン]])。このため後年、楽曲によってはドラムスや[[打楽器|パーカッション]]も自ら演奏している。
* 高校では子どもの頃から興味のあった天文学の道を目指すも、長髪であることに対して教師から度重なり受ける恫喝や弾圧、当時の社会情勢([[70年安保]]闘争)や、当時学内で発生した教師と教材販売業者との贈収賄事件などに端を発する学生運動の激化による混乱…など、卒業すら危ぶまれる状況下で挫折(この時に味わった辛い経験から、現在に至るまで「長髪スタイル」を貫いている。本人曰く「学生時代からの[[ルサンチマン]]」)。高校生活からドロップアウトの状態となる。この時期には後に[[松井証券]]社長となる[[松井道夫]]や、現在[[ジオラマ|ジオラマ]]アーティストとして活躍している金子辰也<ref>後述の自主製作盤『[[ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY]]』、シュガーベイブのアルバム『[[SONGS (シュガー・ベイブのアルバム)|SONGS]]』のデザイン、イラストを手掛けたのは金子。</ref>らと交友を持った。