「ゴルフ型潜水艦」の版間の差分

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== 概要 ==
[[潜水艦発射弾道ミサイル]]を艦橋後部に格納していたために[[弾道ミサイル]]の搭載数はI型ではわずか3発(II型では6発、III型では4発)に留まっている。また、[[原子炉]]を積んでいないために長期間潜航できない他、[[スカッド|R-1111FM]]潜水艦発射弾道ミサイルを搭載した前期型ではミサイル発射の際には浮上しなければならないという短所があった。後期型では水中発射可能なR-21弾道ミサイルに換装された。
 
[[1958年]]から就役を開始し、[[1962年]]までに23隻が就役した。このうちの1隻K-129は1968年に北[[太平洋]]で不明の原因により沈没している、[[中央情報局|アメリカ中央情報局]]が1974年におよそ水深5,000mの海底からK-129のパーツを部分を回収する作戦を実行したことがある([[プロジェクト・ジェニファー]]<ref name="StudiesIntell85">{{cite web
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}}</ref>)<ref>[http://www.boston.com/news/nation/washington/articles/2010/02/14/decades_later_details_emerge_about_cias_hunt_for_soviet_sub?mode=PF Decades Later Details Emerge About CIA Hunt for Soviet Sub]</ref>。
 
同級はソ連では1990年までに全艦退役したが、1993年に10隻が北朝鮮に解体するために売却されており、[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]はこれらを運用したことはないが、艦の弾道ミサイル発射システムなどを学習した可能性がある。また[[中国人民解放軍海軍]]に4隻(完成品2隻、部品2隻分。1隻分の部品のみという説もある)と設計図と[[スカッド|R-11FM]]弾道ミサイル(ただし11FM(核弾頭無し)が供与され、1966年に「031型通常動力弾道ミサイル潜水艦」として1隻建造しており、これを改造して水中発射能力を付与し、弾道ミサイル発射実験に使用して弾道ミサイルと弾道ミサイル潜水艦のノウハウを得たとみられる。この弾道ミサイル発射試験艦「長城200号」は40年以上の艦齢だが現在でも使用され続けているとみられる。
 
後継艦は原子力機関を採用したことにより潜航時間の制約が無くなった、[[ホテル級原子力潜水艦]]である。