「ヤン=ミルズ理論」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Louperibot (会話 | 投稿記録)
m r2.5.2) (ロボットによる 追加: zh:楊-米爾斯理論
22行目:
が定義される。τはその場の、ゲージ変換に対する表現行列である。これにより、様々な場からゲージ対称性を満足する項を作る事が出来る<ref>微分とはその定義<math>f^\prime = \lim_{\Delta x \rightarrow 0} \frac{f(x+\Delta x) -f(x)}{\Delta x}</math>からも分かる通り、本質的に空間上の二点の値に依存する。従って、各点ごとに独立なゲージパラメタを持つ局所ゲージ変換の上で不変な項を作る事は、通常の微分からでは不可能である。その変化分を相殺するために、共変微分及びゲージ場が必要とされる。つまり、局所ゲージ不変性を要請する事と、ゲージ場の存在を要請する事とは同じ事である。エネルギー・運動量密度Fは、ゲージ場だけから作られるゲージ共変なテンソルとして一意に定まる。[[微分幾何学]]の言葉では、ゲージ場は[[接続]]、エネルギー・運動量密度は[[曲率]]となる。</ref>。
 
gは理論の[[結合定数 (物理学)|結合定数]]である。この理論の大きな特徴として、ヤン=ミルズ項および全ての共変微分に含まれる結合定数が等しい事が挙げられる。('''結合定数の普遍性''')この普遍性は[[標準模型]]においても検証されており、素粒子物理がゲージ理論で記述される事の強い傍証となっている。
 
非可換ゲージ理論の代表的なものである。他の非可換ゲージ理論には[[チャン=サイモン理論]]などがある。