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[[Image: RanJyaTai Shosoin.JPG |300px|thumb|right| 蘭奢待]]
'''蘭奢待'''(らんじゃたい、'''蘭麝待'''とも表記)
正 その香は「古めきしずか」と言われる。[[紅沈香]]と並び、権威者にとって非常に重宝された。 == 特徴 ==
長さ156cm、重さ11.6kgの錐形の[[香]]の原木。
成分からは[[伽羅]]に分類される。
[[樹脂]]化しておらず香としての質に劣る中心部は[[鑿]]で削られ中空になっている(自然に朽ちた洞ではない)。この種の加工は900年ごろに始まったので、それ以降の時代のものと推測されている。
== 由来と歴史 ==
[[東南アジア]]で産出される[[沈香]]と呼ばれる高級香木
[[奈良市]]の[[正倉院]]の中倉薬物棚に納められており、これまで[[足利義満]]、[[足利義教]]、[[足利義政]]、[[土岐頼武]]、[[織田信長]]、[[明治天皇]]らが切り取っている。
[[平成]]18年([[2006年]])1月に[[大阪大学]]の[[米田該典]](よねだかいすけ准教授、薬史学)の調査により、合わせて38ヶ所の切り取り跡があることが判明している。切り口の濃淡から、切り取られた時代にかなりの幅があり、同じ場所から切り取られることもあるため、これまで50回以上は切り取られたと推定され、前記の権力者以外にも採取された現地の人や日本への移送時に手にした人たち、管理していた東大寺の関係者などによって切り取られたものと推測される。▼
▲[[
== 関連項目 ==
* [[香]]
* [[高屋城の戦い]]
==外部リンク==
* [http://www.yomiuri.co.jp/shosoin/2011/news/20110920-OYT8T00270.htm 「蘭奢待」天下人の香り 大阪で正倉院フォーラム]
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[[Category:東大寺]]
[[Category:
[[Category:香料]]
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