「ヘブライ人への手紙」の版間の差分
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使徒パウロではないかという説を初めとして、『ヘブライ書』の著者を巡る議論は古代以来続いてきた。かつて『ヘブライ書』を[[パウロ書簡]]の一つとする分類法も行われていたが、やはり無理があるため現代では行われていない。たとえば本文中には他のパウロ書簡のような著者に関する情報が何もない。『ヘブライ書』に見られる思想そのものはパウロに近いが、文体や用法などは明らかに違っている。序文もパウロ書簡のそれとは異なっている。特にポイントとなるのは著者が他者からキリストの教えを受け取ったと語っている部分である。パウロは『ガラテヤの信徒への手紙』の中で自分がイエス自身から福音を受けたことを強調する。
パウロ以外で著者と
=== 新約聖書中での位置づけ ===
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