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[[Image:LocationAsia.png|thumb|300px|アジア。広義の東洋。]]
[[Image:Eastern World.PNG|thumb|300px|現代的な意味での東洋の範囲の例。]]
東洋は、[[西洋]](Occident, the West)の対立概念であり、[[トルコ]]から東の[[アジア]]全域を指す場合もあれば、[[イスラーム|イスラム]]社会である[[中東]]を除いた[[東南アジア]]から[[極東]]を漠然と指す場合もある。また、[[ヨーロッパ史]]では[[トルコ]](厳密には[[ボスポラス海峡]])を起点とし、主に[[ヨーロッパ]][[中世]]・[[近世]]史の文脈では[[ロシア]]や[[バルカン半島|バルカン]]地域までもが東洋の範疇である。これらの概念は[[近東]]、[[中東]]、[[極東]]という言葉にも表れている。
 
宗教的な見地からは、東洋を[[仏教]]・[[ヒンドゥー教]]地域と定義し、[[アブラハムの宗教]]([[キリスト教]]・イスラム教・[[ユダヤ教]])化した地域と対比させることもある。ここでは、[[インドネシア]](イスラム教国)や[[フィリピン]](キリスト教国)などの位置づけが問題になる。