「エコテロリズム」の版間の差分

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→‎概要: 基本的に環境破壊に対する実力行使なので性犯罪に類する行為を行う必要がないし、聞いた事もありません
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「エコテロリズム」ないし「エコテロリスト」という単語の由来は、FBIの報告書で使用されたことに端を発する。
 
エコテロリスト団体として国際的に著名な団体には[[動物解放戦線]](ALF;Animal Liberation Front)、[[地球解放戦線]](ELF;Earth Liberation Front)、[[ハンティンドンの動物虐待阻止]](SHAC;Stop Huntingdon Animal Cruelty)、[[シーシェパード]](Sea Shepherd Conservation Society)などがあり、これらは地球環境保護や動物愛護などの目的を掲げてはいるが、実際には[[放火]]、[[爆破]]、[[破壊]]、[[略奪]]、[[脅迫]]、[[誘拐]]、[[拷問]]、傷害、{{要出典範囲|date=2012年4月|[[強姦]]}}等のテロリズムに分類される活動を繰り返している。これらは大半の[[法治国家]]において犯罪行為に該当するそれら自らの行動について、[[確信犯]]的に全面的に正当化する主張を展開し、犯罪行為を行った場所の国家の法律の無視はもとより様々な常識的な社会通念・規範をも蔑ろにしている事も多い。環境保護や動物愛護を目的として掲げる組織とはいえ、国際的かつ大規模・著名な環境保護団体であっても、[[グリーンピース (NGO)|グリーンピース]]の様に、組織の内部や周辺に目的達成のためのテロリズムを容認する急進的・過激な一派が存在していたり、多数の[[派閥]]勢力が存立して活発な活動を行っている場合、この種の問題を長年にわたって内包している事も見られる。さらに、組織内部で活動方針や主導権などを巡って派閥間抗争や内紛に発展している場合には、その活動方針を巡って武闘闘争を訴える派閥の構成員などが一種の[[内ゲバ]]行為を引き起こす場合もある。
 
「エコテロリスト」という言葉の定義についてはしばしば論争の的となっているが、欧米の団体において顕著な[[市民的不服従]]の延長線上の活動として自組織の目的達成の為の暴力的な行為や破壊行為を実行する[[環境保護団体]]<ref>ただし、この問題に関わる[[環境保護]]と[[動物愛護]]、[[動物福祉]]、[[動物の権利]](アニマルライツ)の区別はこういった問題に関心が薄い一般層には困難であり、その主張や団体の意義も混同され、実像が伝わっていない部分もある。''[[動物愛護団体#動物愛護団体への偏見と誤解]]も参照''。</ref>に対する蔑称として用いられる事が多い。事例としては[[2006年]]1月8日、[[南極海]]において[[捕鯨問題]]をめぐって対立している[[日本鯨類研究所]]と[[グリーンピース (NGO)|グリーンピース]]との間での応酬があげられる。鯨類研究所の調査捕鯨の実施と、それに対するグリーンピースの抗議行動のさなかに発生した、調査捕鯨母船「日新丸」とグリーンピースのキャンペーン船「アークティック・サンライズ」の接触事故に関して、日本鯨類研究所側がグリーンピースを非難するプレスリリースの中でこの言葉を使っている<ref>[http://www.icrwhale.org/02-A-13.htm 南氷洋上のエコテロリズム]</ref>。なお、この接触事故に関しては、双方共にビデオ・写真を公開して事件の説明をしているが、双方が「相手にぶつけられた」と主張しており、見解は対立している(日本鯨類研究所は、日新丸は他船に貨物を移し替える為停船していたと主張している)。なお、グリーンピースについては米国の連邦捜査局(FBI)が国内テロリズムの団体として監視対象としている団体であることが[[ACLU]]が、情報公開法に基づいて入手したFBI資料で明らかとされている<ref name=today>2005年12月20日USA TODAY</ref>。また、日本政府調査捕鯨対策として武装した[[特殊警備隊]]が乗船している事を非公式に表明した。