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== 筋骨格系の結核症 ==
胸椎・腰椎の結核症や単関節の結核症(主に[[膝関節]])が知られている。代表的な疾患は[[脊椎[[カリエス]]である。診断は、骨・骨膜・所属リンパ節生検による乾酪壊死の証明や関節液、膿汁の塗抹・培養・PCRである。鑑別疾患は、亜急性・慢性の感染性関節炎や骨の感染症、[[関節リウマチ]]、[[痛風]]、[[転移]]性腫瘍である。治療は、肺結核と同様であるが滑膜切除術をおこなうこともある。
=== 滑膜切除術 ===
結核性関節炎、[[慢性関節リウマチ]]、慢性化膿性滑膜炎、色素性絨毛結節性滑膜炎、滑膜性骨軟骨腫症などの疾患では滑膜に炎症や腫瘍形成を生じるため、これを切除する滑膜切除術(英:[[:en:Synovectomy|synovectomy]]、独:[[:de:Synovektomie|Synovektomie]])が行われる。これにより疼痛、腫脹などの局所症状を改善し、関節破壊の進行を防ぐ。関節軟骨、軟骨下骨質に炎症が波及しない時期に行うものを早期滑膜切除術とし、炎症の波及後に行うものを晩期滑膜切除術とするが、早期の方が機能的予後が良好である。