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== 行政 ==
市議会は市長の公務を監督する役割を担い、議員は市民の代表である。市議会は一院制で35名の議員で構成され、議長が1名、代理が2名おりこれらも議員である。モスタルには税務、都市計画、経済、文化、教育、議会を支援する部局など17の部門により行政サービスが担われおり、自治体内には6つの支所がある。<ref name="MZ">[http://www.mostar.ba/tl_files/Download/Mjesne_zajednice_uredi.pdf Mostar.ba] Područni uredi i mjesne zajednice</ref>2008年10月5日にボスニア・ヘルツェゴビナでは自治体の選挙が行われ、モスタルでは[[クロアチア民主同盟 (ボスニア・ヘルツェゴビナ)|HDZ BiH]]が多くの得票を得たが、選挙では市長不在の問題が解決されず440日間も市長が居ない状態が続いた。この間、17回も市長を議会の中から選ぶことが試みられたがいずれも上手く行かなかった。モスタルでは市長を市民の直接投票で選ばず議会のなかで三分の二以上の得票を得た議員が市長に就任する。原因の1つにはモスタルに定められた法令が上げられている。<ref>[http://www.bljesak.info/content/view/43672/158/ Bljesak.info] Habemus praefectum: Ljubo Bešlić - Nakon 440 dana, 17 pokušaja </ref> 現在の市長はHDZ BiHのリュボ・ベシリツ(Ljubo Beslic)である。
 
2004年にモスタル市に関する法令が採択され、モスタルの中心部を構成する6つの自治体は公式に統合され1つの自治体としてモスタル市部を構成する自治体となった。現在定められている紋章や市旗もこれに基づいたものである。当時の[[ボスニア・ヘルツェゴビナ上級代表]]はイギリスの[[パディ・アシュダウン]]であったが、法令を進めていた。それ以前は、紛争以前から存在したネレトヴァ川を境界にクロアチア人地区の3つの自治体とボシュニャク人地区の3つの自治体の計6つで構成されていた。ボシュニャク人マイノリティーには優遇措置が与えられているが、他の都市ではこのような規定はなく選挙時に議員定数や選挙区と著しい有権者数の違いの関係で問題が起きると言うことで、不公平であるとクロアチア人側から指摘されていた。このことから先の市長不在などの問題も発生したとされている。<ref>[http://www.vecernji.hr/newsroom/news/bih/3184850/index.do Večernji.hr] Bitka na Neretvi - I Mostar bez gradonačelnika Hrvata?</ref> ボスニア・ヘルツェゴビナの憲法裁判所はモスタル市に関する法令を一部改善するよう勧告している。