「アナスタシウス (対立教皇)」の版間の差分

[[855年]][[9月29日]]にベネディクトゥス3世が教皇として選出されたが、{{独自研究範囲|date=2012年4月|これは彼より前に選出された人物が教皇位を拒否したために得た幸運に過ぎなかった}}。このためベネディクトゥス3世に対する不満が噴出し、反対派がアナスタシウス3世ビブリオテカリウスを擁立したのである。

しかしアナスタシウス3世は学者としての学識こそ高かったが、{{要出典範囲|date=2012年4月|性格はだらしなく周囲に対する配慮も怠った}}。このため人望を失ってベネディクトゥス3世と和解する。{{要出典範囲|date=2012年4月|通例ならば}}対立教皇は厳しく処分されるが、彼の学識を惜しんでベネディクトゥス3世は罪に問わなかった。ベネディクトゥス3世の死後、即位した[[ニコラウス1世 (ローマ教皇)|ニコラウス1世]]は大[[修道院長]]に任命される。さらに[[ハドリアヌス2世 (ローマ教皇)|ハドリアヌス2世]]と[[ヨハネス8世 (ローマ教皇)|ヨハネス8世]]の時代には[[司書]]として教皇の側近となり、重用された。