「まちづくり」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
→‎まちづくりの諸相: 「観光」ではなく、住民が自分の地を知るための活動。
30行目:
 
== まちづくりの諸相 ==
*村おこし、[[地域おこし|まちおこし]]のような[[観光]]振興的な面からも、まちづくりは考えられる。都市部においては住民に住んでいる自地域を知ってもらうような活動も行なわれている([[杉並区]]の「知る区ロード」など) 。
 
*「[[福祉]]のまちづくり」といった場合、[[バリアフリー]]化、[[ユニバーサルデザイン]]などのハード志向の話が出る場合と、ボランティア育成などのソフト面の話になる場合がある(いずれも必要な点である)。これは現代[[日本のニュータウン]]の抱える問題そのものであり、住民の特定層が住みやすい街へと改善する活動である。
 
*高層マンションの計画や自然環境を破壊する開発計画に対する反対運動などをきっかけに、まちづくりが考えられることも多い。[[建築基準法]]や[[都市計画法]]だけでは、住みやすい町をつくることができないのではないか、という反省につながり、自治体独自の自然保護条例・景観条例などが検討される場合もある。
 
*近年、[[地方自治体]]の政策分野として「まちづくり」を掲げ、部署の名称、政策・事業の名称、役職の名称が定められるとともに、職員の募集に際してもまちづくり職人と形容する事例が見られる。
 
*それに伴い、「'''まちづくり条例'''」(「[[自治基本条例]]」、「まちづくり基本条例」、「行政基本条例」)と称する条例を作る自治体が多くなっている。内訳を見ると、自治体行政への市民の参加を規定するもの、景観を規制しようとするもの、地区計画作りを支援しようというもの、開発許可の際に周辺住民が関与できるようにするもの、自治体独自の開発・建築規制を行うものなど、様々なものが見られる。
43行目:
*歴史的建造物の保存も、単に美術的に優れている、という観点だけでなく、町の個性を作ったり、コミュニティの核になる、というまちづくりの観点から捉えられることが多くなってきている。(必ずしも芸術的に優れている建物でなくとも、地域で親しまれている建物であれば保存する価値がある)
 
*町の方向性を地域特性や住民の考えを考慮した上、「都市計画」を作成し、土地建物の建築改装の際に審査許可を行う。
*まちづくりやまちおこしの「まち」が単に人が集まっている地域(街)なのか、[[地方公共団体]]としての町であるのかは明確ではない。村の場合は「村おこし」と呼ばれることもあるが、市や区の場合には「市づくり」や「市おこし」と呼ばれることはまずない。
 
==参考==