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'''タコマナローズ橋'''(タコマナローズきょう、Tacoma Narrows Bridge:タコマ橋)は[[アメリカ合衆国]][[ワシントン州]]の[[ピュージェット湾]]口の[[海峡]][[タコマナローズ]](Tacoma Narrows)に架かる[[吊り橋]]である。
 
初代の橋は設計上の問題からにより、架橋後間もない[[1940年]]11月、予想に満たない強風の影響で落橋する事故を招いたとからの事故は、技術史上有名の中も[[共振]]が生じた結果の被害現象として、たびたび実例に挙げられている。
 
== 沿革 ==
初代タコマナローズ橋は1940年[[7月1日]]に開通した[[有料道路]]橋であり、全長1600m、吊径間853m、幅員11.9mを有していた。

[[アメリカ西海岸|太平洋側]]有数の[[港湾都市]][[タコマ (ワシントン州)|タコマ]]市と、[[アメリカ海軍]]有数の[[海軍工廠]]([[造船所]])がある[[ブレマートン]]市などの位置する[[キトサップ半島]]地区を結ぶ目的で建設された。当時キトサップ半島の開発が進展する過程で、タコマナローズが[[交通]]の障害となり、通過には[[フェリー]]を利用するか、湾の最奥まで遠回りする必要があったためである。
 
当時の最新理論に基づいて設計されており、架橋当時は世界で第3位の長さだった。当初設計は、アメリカでの橋梁設計の第一人者であった[[レオン・モイセイフ]]([[:en:Leon Moisseiff|Leon Moisseiff]])による。
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なお、落橋直前は明らかな危険状態であったことから、いち早く両岸で通行規制が敷かれ、崩壊直前には、橋の上の状況観察に徒歩で赴いた[[技術者]]・[[研究者]]らも陸上へ避難していた。従って落橋の瞬間には橋梁上は無人で、人間の死亡者は生じなかった。犠牲となったのは、橋の上に停められた車にとり残されていた[[アメリカン・コッカー・スパニエル]]犬1匹のみだった。
 
なお、[[共振]]が生じた被害現象として、たびたび例に挙げられている。
 
== 事故調査とその後の教訓 ==