「筑後十五城」の版間の差分
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筑後国には一国を統一する勢力は出現せず、近隣の大大名で[[筑後国|筑後]][[守護]]となっていた[[大友氏]]の幕下で各地域の[[国人]]領主が共存共栄的に存在していた。それらの国人の中でも特に力を持っていた15の家を「大身十五家」あるいは「筑後十五城」と言う。
その筆頭で筑後を統括していたのが下筑後に1万2千町(後の禄高表記では約
蒲池氏を筆頭とする筑後の国人領主は、大友氏の幕下にあって戦の度に動員されはしたものの、軍事以外の領国経営においては独立していた。つまり筑後十五城の大身たちは大友氏の軍事力に従っているにすぎず、常に独立あるいは敵対の可能性を秘めていることになり、そのため大友氏は、筑後国内に「高一揆衆」という大友氏直参の小豪族を配置し、「大名分」としての筑後十五城の国人を監視した。
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!主な人物
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|[[蒲池氏]]（下蒲池）||[[柳川城]]540町||山門郡・三潴郡・下妻郡 12000町（12万石）||[[蒲池鑑盛]]、[[蒲池鎮漣]]
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|蒲池氏（上蒲池）||[[山下城]]540町||上妻郡 8600町（8万6千石）||[[蒲池鑑広]]、[[蒲池鎮運]]
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|[[問註所氏]]||[[長岩城]]500町||生葉郡 1000町（1万石）||[[問註所鑑景]]、[[問註所統景]]
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|[[星野氏]]||[[妙見城]]500町||生葉郡・竹野郡 1000町（1万石）||[[星野吉実]]
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|[[黒木氏]]||[[猫尾城]]646町||上妻郡 2000町（2万石）||[[黒木家永]]
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|[[河崎氏]]||[[犬尾城]]250町||上妻郡 1000町（1万石）||[[河崎鑑実]]、[[河崎鎮堯]]
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|[[草野氏]]||[[発心城]]677町||山本郡 900町（9千石）||[[草野鎮永]]
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|[[丹波氏]]||[[高良山]]580町||高良山 2000町（2万石）||[[丹波良寛]]
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|[[三原氏]]||[[本郷城]]100町||御原郡 700町（7千石）||[[三原紹心]]
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|[[西牟田氏]]||[[城島城]]250町||三潴郡 1000町（1万石）||[[西牟田家周]]
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|[[田尻氏]]||[[鷹尾城]]328町||山門郡 1600町（1万6千石）||[[田尻鑑種]]
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|[[五条氏]]||[[高屋城]]500町||上妻郡 1400町（1万4千石）||[[五条鑑量]]、[[五条鎮定]]
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|[[溝口氏]]||[[溝口城]]500町||下妻郡 1000町（1万石）||[[溝口遠江]]
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|[[三池氏]]||[[今山城]]250町||三池郡 800町（8千石）||[[三池鎮実]]
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