「将棋倒し」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Mikeneko (会話 | 投稿記録)
15行目:
14世紀に記された[[太平記]]中に、楠木正成が千劔破(ちはや)城の上から大木を落下させて、敵の軍勢を退けた逸話が紹介されている。その記述に「将棋倒しをするごとく」との表現があり、文献上ではこれが初出となる。
 
階段等の段差部で発生しやすく、段差のある場所で発生した場合、大事故になる危険性が高い。転落による衝撃が大きいこと、高低差により下にいる者は上方の転落者の体重を累積的に受けること、段差の角に体をぶつけること等が原因である。
<br>
平地で発生した場合でも、単独での転倒とは異なり、以下の要因から重大な被害が発生してしまう。
#雑踏で発生するため転倒時に[[受身 (格闘技)|受身]]を取ることが困難である。
24 ⟶ 25行目:
#雑踏で発生するため、救援に時間がかかる。
 
[[2001年]][[7月21日]]に、[[兵庫県]][[明石市]]のJR[[朝霧駅]]前歩道橋で花火大会の見物客11人が死亡し、多数の負傷者を出す将棋倒し事故が発生した際、4日後の[[7月25日]]付けで[[日本将棋連盟]]が同事故の報道に「将棋倒し」の表現を利用しないよう報道機関に要望を提出した。しかし、同様の事故に対して「将棋倒し」の表現を使うのは慣用的なものであり、上述のように初出は500年も前に遡り、かつ特定の個人や団体の名誉を毀損する表現とは言いがたいことから、多方面で「[[言葉狩り]]」であるとの批判が出た(“ドミノ倒し”に対して関係者からの抗議があった例はない)
 
==関連項目==