「移調楽器」の版間の差分
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== 使われなくなった移調楽器のための楽譜に基づく演奏 ==
[[金管楽器]]などでは、実際に書かれている調性の楽器を使わなくなった場合が多くある。たとえば、ホルンやトランペットは、バルブ装置が発明される前からの伝統のある楽器であり、半音階が演奏できず、自然[[倍音]]列のみしか出せない楽器である期間が長かった。このような楽器の場合、曲によって必要な音が異なるため、演奏する曲にあわせて違う長さの楽器を使用することとなる。そのため、使用する楽器に合わせて作曲する必要があり、楽譜もそれぞれの楽器
このような場合は、それぞれの移調された楽譜を演奏者がさらに移調しながら演奏するので、移調楽器の利点は得られない。
このような例は、[[木管楽器]]でも見られる。現在作製されなくなった[[バセットホルン]]を調性の異なる他の楽器で演奏するなどである。一方、C管のクラリネットのように、長く使われなかったためB♭管で代用されてきたものが、製作技術の向上により作られるようになって、徐々にC管が使われるようになっている例もある。
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