「森永健次郎」の版間の差分

| 活動期間 = [[1936年 ]]（[[昭和]]11年）<br/>- [[1982年]]（昭和57年）

'''森永 健次郎'''（もりなが けんじろう、[[{{Jdate|1909年]][[|8月|23日]]}} - [[{{Jdate|1994年]][[|2月|11日]]}}）は、日本の[[映画監督]]である<ref name="bunka">[[#外部リンク|''森永健次郎'']]、日本映画情報システム、[[文化庁]]、2012年4月25日閲覧。</ref><ref name="jmdb">[[#外部リンク|''森永健次郎'']]、[[日本映画データベース]]、2012年4月25日閲覧。</ref><ref name="kinejun">[[#外部リンク|''森永健次郎'']]、[[キネマ旬報映画データベース]]、2012年4月25日閲覧。</ref><ref name="musa">[[#外部リンク|''森永健次郎'']]、映像作品データベース、[[武蔵野美術大学]]、2012年4月25日閲覧。</ref>。

[[1909年]]（[[明治]]42年）[[8月23日]]、[[佐賀県]][[小城郡]]内の村（現在のは[[多久市]]に当たる村域）に生まれる<ref name="kinejun" /><ref name="musa" />。

[[1934年]]（[[昭和]]9年）に開所した[[日活多摩川撮影所]]に入社し、[[1936年]]（昭和11年）には[[首藤寿久]]監督の『[[日蝕は血に染む]]』に「監督」として名を連ねる<ref name="jmdb" />。同作は満27歳を目前にした同年7月8日に公開された<ref name="jmdb" />。[[1942年]]（昭和17年）1月、日活の製作部門が他社と合併して[[大映]]（大日本映画製作）を形成すると、翌[[1943年]]（昭和18年）には、[[朝鮮映画製作]]という会社で『[[昭和19年]]』という[[プロパガンダ映画|国策映画]]を監督する<ref name="bunka" /><ref>[http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/5282/11/Honbun-4132_08.pdf 『若き姿』の国策性と新体制以後の国策映画の一覧]、[[早稲田大学]]、2012年4月25日閲覧。</ref>。

[[1945年]]（昭和20年）8月15日の[[第二次世界大戦]]終了後、[[1949年]]（昭和24年）には、日活多摩川撮影所の先輩監督である[[熊谷久虎]]、[[倉田文人]]、俳優ブローカーの[[星野和平]]らによる映画芸術研究所（藝研、[[芸研プロダクション]]）の設立に参加、俳優の[[佐分利信]]らとともに取締役に名を連ねた<ref name="kimata">[http://www.athenee.net/culturalcenter/special/special/kimata_s.html 講演「佐分利信を再見する 第3回アナクロニズムの会」]、[[木全公彦]]、2009年10月10日、アテネフランセ文化センター、2012年4月25日閲覧。</ref><ref name="tonosama">[http://www.kinejun.jp/cinema/id/27115 殿様ホテル]、[[キネマ旬報映画データベース]]、2012年4月25日閲覧。</ref>。同年5月9日公開の設立第2作『[[地獄の笛]]』を倉田文人（「クラタ・フミンド」名義）と共同で監督した<ref name="bunka" /><ref name="jmdb" /><ref name="kinejun" />。

[[1954年]]（昭和29年）、映画製作を再開した[[日活]]に復帰、同年7月27日公開の『[[学生心中]]』を監督する<ref name="bunka" /><ref name="jmdb" /><ref name="kinejun" />。以降、[[1970年]]（昭和45年）5月16日公開の『[[花の特攻隊 あゝ戦友よ]]』まで一貫して、同社の[[青春映画]]や[[プログラムピクチャー]]を監督し続ける<ref name="bunka" /><ref name="jmdb" /><ref name="kinejun" />。

晩年も[[東京都]][[杉並区]]に在住した<ref>『映画年鑑 1991』、p.370.</ref>。[[1994年]]（[[平成]]6年）[[2月11日]]、死去した<ref name="musa" />。満84歳没。

* 『映画年鑑 1991』、時事映画通信社、[[1991年]]（[[平成]]3年）